検索窓
今日:9 hit、昨日:8 hit、合計:971,077 hit

予想外のできごと ページ37

.









優太の電話を切って、10分程歩いていたら
無事に美容院に到着した。




「いらっしゃいませー」




モダンな、お洒落な美容院だなぁと
足を踏み入れて室内を見渡した。







「あのー…

顕「あ!Aちゃん!」




受付の人に話しかけようと思ったら、
私を見つけて駆け寄ってきた顕嵐。


後は俺が、って私を案内した。







顕「はい、ココ座って?」







仕事をする姿を見るのはもちろん初めてで、
ちょっとワクワクする。







顕「どうするか決めたー?」

「んと、仕事上派手には出来ないから
ずっとこのくらいの茶色にいつも染めてて。
でも秋っぽくちょっと暗めにするのも良いかなーとか」

顕「じゃあ流行りのグレージュとかどう?」

「これ?あ、良いかも」





ヘアカタログを見ながら少し相談。








顕「分かった。じゃあ髪色はこんな感じで」

「はい、お任せします」









顕「よし、で!髪型は?」

「え?」

顕「切らないの?髪」



腰らへんまで伸びた髪を見ながらそう言う顕嵐。



「そういえば髪、いつも揃える程度に
切ってもらうだけかなぁ。
前髪も作ったことないし、ロングのまま」









顕「ねえ、俺に髪切らせてよ?」









え!?と、鏡越しに顕嵐を見る。
だって私…
切る予定なんて全然なかったから。









顕「Aちゃんの髪今も似合ってるし、
男ってやっぱりロング好きだし、
その会いに行く彼もロング好きかもだけど…
でも俺、もっと似合う髪型にしてみせる」

「でも…ここまで伸ばしたのに…」

顕「うん、分かる。
髪は女の子の命だもん!もちろん無理は言わないけど…」







肩くらいまで切って、
前髪も作ってアシメっぽくしたら絶対可愛い


ってものすごい真剣な顔で言う。








顕「俺にお任せして貰えるなら…
絶対後悔させないし!
久しぶりに会う彼に、絶対可愛いって言わせる!」









初めて来た美容院で、
初めて担当する相手で。

簡単に信用なんて出来ないけどでも、



私は顕嵐を信用してるからなのかな?




真剣に考えてくれているのが伝わったから、
お願いしますと答えて俯いた。









.

お仕事中なお隣さん→←順調?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (501 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1990人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちゃん(プロフ) - あいあいさん» コメントありがとうございます!頑張りますので今後も宜しくお願い致します☆ (2016年10月28日 23時) (レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
名無し49053号(プロフ) - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/rinnnnn13/この更新も待ってます! (2016年10月27日 20時) (レス) id: bb5c61a8e0 (このIDを非表示/違反報告)
美愛凛 - 一気に読んじゃいました 面白かったです☆彡 (2016年10月26日 16時) (レス) id: c3ec3f50ad (このIDを非表示/違反報告)
あいあい(プロフ) - 更新分、読みました!!ベットの上で足をバタバタさせながら読みました!!紫耀との今後が気になりすぎます!頑張ってください!応援しまくります! (2016年10月21日 19時) (レス) id: f8899c2219 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃん | 作成日時:2016年10月11日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。