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北斗先輩が学生証もう一度見せて、と言う。
私は無理！と拒否する。
それを何度か繰り返しては笑ってた。
…私たちが出会ったのは、入学式だったんだ。
会話をした訳ではないし、私は全然覚えていないけれど。
嬉しかったな。北斗先輩が覚えてくれていたのが。
「……っあ、」
ふと北斗先輩の背後、窓の外を見てしまった。
そこにはもうスミレさんの車は無かった。
北「ん？……ああもう居ない？」
「居ないですね、」
北「さぞかし今日という日はカップルは楽しいんでしょう。
……ってか、何でそんな気にすんの？」
俺より気にしてるじゃん、って
口をもぐもぐさせながら私を見た。
…気になるよ。だって好きな人の好きな人じゃん。
なんて事は言えない。
「…私こないだ、お似合いだなあ、って
北斗先輩とスミレさんの事見て思いました、」
言っていて悲しくなる。でも、本音。
北「美勇人に聞いたんでしょ？」
「まあ…はい。あ、けど！
みゅう先輩がお喋り、ってわけじゃなくて！
えっと、私が聞いたから…」
北「あはは、うん。じゃあそういうことにしとく。笑」
みゅう先輩のフォローをしたつもりだったけど、
なんかごめんみゅう先輩…。
けど、私も聞いてしまったのは本当だし。
「片想いしてるって聞いて……。
だからやっぱり、気になります」
北「…うん、」
「先輩の、悲しい顔は私も悲しくなるから…」
北斗先輩と目が合って一瞬、ぴくっと眉が上がった。
そしてそのあとその目は逸らされて。
北「お前優しいな、」
…はっ！
名前呼びが嬉しいけど、お前って！新鮮！
たまにそう呼ばれるの悪くないなあ…
って、そうじゃないよ！
北斗先輩、とっても優しく笑ったの。
本当に、はじめて会話した時とはひっくり返したように。
スミレさんに微笑みかけるその顔なんだ。
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ちゃん(プロフ) - 【パスワードに関しまして】続編へはパスワード設定がされています。ちゃんのプロフィールからメッセージを送ってください。個別での対応になります。ご了承ください。 (2020年3月18日 0時) (
レス) id: d4966cdef5 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - いつも楽しくお話読ませていただいてます！jigsaw puzzleのパスワード教えていただきたいです！ (2020年3月17日 22時) (レス) id: aa1a06e69d (このIDを非表示/違反報告)
yumero1215(プロフ) - いつもお話楽しく読ませていただいてます！jigsaw puzzle のパスワードを教えていただきたいです！これからも更新楽しみに待っています！ (2020年3月14日 23時) (レス) id: 777ad33da3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - ゆゆさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします＊ (2020年1月24日 0時) (レス) id: d4966cdef5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - この作品凄く好きです(;;)続き楽しみにしてます！ (2020年1月15日 8時) (レス) id: d4afa85270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃん
| 作成日時：2018年7月29日 0時
