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番外編 ページ27

警察学校時代



「第一回腕相撲対決!」

「うっわ」

「ゲッ」

「ハァー」

「、、、」

『絶対にヤダ』

「同期の反応がめっちゃ冷たいんだけど!」



いつものように萩原君が騒ぎ始めたので私たち五人は思いっきりいやそうな顔をした



『ってか何で腕相撲?暗記対決とかなら負けないよ?』

「いやそれじゃもう降谷ちゃんと宮野ちゃんのぶっちぎりが確定してるじゃん」

「んじゃ解体対決」

『松田のも却下』




解体はやだけど腕相撲はもっとヤダ




「いいじゃん宮野ちゃんも降谷ちゃんと同じゴリラなんだから」

『失礼じゃない?』

「んじゃ最初はジンぺーちゃんと宮野ちゃんで!」

『人の話を聞け!』



結局やることになるのよね



『、、、』

「は、いい機会だ、ぼこぼこにしてやるよ」

「松田、それはフラグになるぞ」

「うっせ―ゼロ!」

「宮野ちゃん頑張―!」



萩原君の応援は右から左に流しまして、松田君に左手を差し出す



『私左利きなの、レディーを優先してくれない?』

「は、負けても文句言うなよ」



そういいお互い手をつなぎ位置につく



「レディーゴウ!」



決着は一瞬で着いた、松田君や其の他みんなが唖然としている中、私はすました顔で言う




『私、か弱い女の子なの』



どっちが負けたかって?
もちろん私だよ、私握力はそこまで強くないの



「え?宮野ちゃんってゴリラじゃないの?」

『私がいつゴリラみたいなことしたのよ』

「なんかこの前お盆にヒビ入れてなかった?」

「ほうきも折ってたな」

『あれはコツさえつかめば簡単なのよ』




ふてくされた私は部屋の隅っこで髪をいじり始めた



『どーせゴリラですよ、私だって一乙女なのに、あんたらからしたらかわいげもくそもないゴリラですよ』

「、、、」




こうして腕相撲大会は幕を閉じ、か弱い同期一人のため、永遠に行われなかったとさ




〜しばらくして




「宮野!お前いつまで引きこもってるつもりだ!」

『どうせ!どうせゴリラですよ!もうほっといてくださいよ!そのうちウホウホ言いながら懐かしの故郷へ帰りますから』

「おまえカレコレ三日たったぞ?いい加減涙かわかねぇのかよ!」

『どーせゴリラですから!』




そんなこんなで結局しばらくしてから同期が全員一緒に謝りに来て、それが面白くって涙が止まりましたとさ、おーしーまい!

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リンネ - ちーずさん» コメントありがとうございます!そしてすみません、なおします! (9月9日 22時) (レス) id: 273ce55556 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - とってもいいお話です!長崎ではなく長野だと思います😊 (8月6日 16時) (レス) @page9 id: 931460b590 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リンネ x他1人 | 作成日時:2023年7月20日 23時

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