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スッと意識が浮上し、瞼を開ける。
朝よりは全然身体も瞼も軽かった。
頭を少し動かして時計の方を見れば、お昼を少し過ぎたくらい。
今から行けば後夜祭には余裕で間に合うだろう。
pe「あ、起きた？」
横から声がしてそちらを見れば、ぺ神が座ってこちらを見ていた。
…大先生は学校に行ったかな？
こくりと頷けば、額に手を当てられて顔を覗き込まれる。
pe「…うん、熱もないし顔色もいいね。気分はどう？」
『朝よりは全然大丈夫。眠気もすっかり取れたし』
pe「良かった。動けそう？」
『うん。…大先生は学校？』
pe「うん。凄く心配してたけど、Aちゃんが大丈夫って言ってたから学校行くって」
『…そっか』
…良かった。
せっかくの文化祭だし、私にばっかり気を取られずに楽しんでほしかった。
…そんな事言ったら怒られるかな。
でも結局午前中は穴開けちゃったし、クラスの皆に迷惑掛けちゃったな。
目を伏せてマイナスの思考にぐるぐるしていたら、ぺちっと音がして額に痛みが走った。
驚いて思わず目を開けると、どうやらぺ神にデコピンされたらしい。
pe「なーに考えてたの？」
『あ…。ごめん、ちょっと思考が悪い方行っちゃってた』
pe「大先生の事？それともクラスの事？」
見事に言い当てられた事にビックリしつつ苦笑いした。
『…正解。何でわかったの？』
pe「Aちゃんの事だから自分の事なんて気にせず文化祭楽しんでほしいとか思ってるんじゃないかなーなんて思ってね。あと午前中はクラスの方に入ってたからそっちも気にしてるんじゃないかとね。まぁ予想はしやすいと思うよ？」
『はは…。そんなに単純かなぁ。…せっかくの文化祭だから、行ってほしかったんだ。そんな事言ったら怒られるかもしれないけど…』
pe「どうだろね？ま、学校行った後で聞いてみるのもいいんじゃないかな？…あ、そうだ。朝も食べてないしお腹すいたでしょ？軽いものなら作れるけど、食べないと倒れちゃうよ」
言われて何も食べてない事に気が付いて、途端に空腹を自覚する。
…それどころか昨日の晩御飯も食べてないのを思い出した。
さすがにお腹すいたな。
『うん、言われたらお腹すいてきた…』
pe「ん、りょーかい。ちょっと待っててね」
それからぺ神が炒飯を作ってくれてそれを食べ、制服に着替えてぺ神と家を出た。
…誰が着替えさせてくれたのかは追求しない方がいいのかな。
ジャージ…だから学校だよね…ドレスだったし…。
……考えないようにしよ…。
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淋(プロフ) - 宙さん» コメントありがとうございます！神作と言っていただけて嬉しいです…！(/ω＼) (2020年10月10日 19時) (
レス) id: 7bc11c6066 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 神作(合掌) (2020年10月10日 19時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - 鈴さん» コメントと応援のお言葉ありがとうございます！飽きずに読んでくださって嬉しい限りです(/ω＼)最後まで頑張って走り切りたいと思います！ (2020年8月22日 11時) (レス) id: 7bc11c6066 (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - 零~REI~さん» 嬉しいお言葉とお気遣いくださりありがとうございます！ファン…！凄く嬉しいです！(/ω＼)無事に解決いたしました！また頑張って更新していきますのでまたよろしくお願い致します！ (2020年8月22日 11時) (レス) id: 7bc11c6066 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - コメント失礼します。この作品、飽きずにずっと読んでます。淋さん、無理せず頑張って下さい！応援しています。 (2020年8月21日 22時) (レス) id: a6f1602c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：淋 | 作成日時：2020年7月21日 17時
