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you side
ゆるゆると意識が浮上する。
ふわふわと揺られる感覚。
暖かい何かに揺られている…？
うっすらと瞼を上げると、誰かの背中におぶられているようだった。
誰だろう…？
『ん…』
pe「あ、起きた？」
『ぺ神…？』
pe「今日は僕が一緒にいるから。今日疲れただろうし、念の為ね」
ut「僕もいるんやけど…」
『ん…。ありがと、二人とも…』
疲れたせいなのか、どうも眠気が治まらない。
僅かに浮上した意識がまた落ち始める。
pe「眠いなら寝てていいよ。ご飯は食べれそう？」
『わかん…ない…』
ut「寝とってええよAちゃん。今日はクラスの方も生徒会のダンスの方も頑張っとったんやし」
『ん…』
二人の心地いい声とゆらゆら揺れる身体のおかげで、私はまた眠りの中に身を委ねたのだった。
―――――
pe side
彼女の顔がかくりと落ちたのを見るとまた眠ってしまったらしい。
確かにだいぶ疲れてはいただろうが…それにしては少し様子が気になった。
流石に眠りすぎな気がする…。
やはり記憶を取り戻す負荷とかだろうか？
大先生が心配そうに見つめながら彼女の頭を撫でる。
ut「…なあ、ぺ神」
pe「ん？」
ut「Aちゃんには疲れとるからって言うたけど…流石にこれ、寝すぎちゃう？…大丈夫やろか」
どうやら大先生もおかしいと感じていたようだ。
考えられるとすればやはりグルッペンにも話したあの事かな…。
pe「…グルッペンがAちゃんにキーワード言わせたのは知ってるでしょ？」
ut「…聞いてたん？」
pe「ま、ちょっとね。…で、ひょっとしたら他にもいるのかもしれない」
ut「…記憶戻るやつがって事？」
pe「前、僕と兄さんが同時に記憶戻った時も体調崩してたんでしょ？」
ut「せやな…。あの時は熱中症もあったかもやけど…それにしては何か違う気がしてん」
pe「もし他にもいたのなら…その負荷が来てるのかもしれない」
ut「…まだ眠いだけならええんやけど、体調崩したら…辛いやろな」
pe「まだわからないけどね。…明日は休んだ方がいいかもしれないな」
ut「…せやな」
pe「…いいの？」
ut「何が？」
pe「後夜祭で告白するんじゃなかったっけ？」
ut「…何で知れ渡っとんねん。そっちは何時でもできるし、今は…Aちゃんの身体のが大事や」
大先生がここまで気遣うのもAちゃんだからだろうな。
でもこれだけ寝てるなら……午後くらいは行けるといいんだけど。
そんな事を願いつつ、彼女の家に到着した。
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淋(プロフ) - 宙さん» コメントありがとうございます！神作と言っていただけて嬉しいです…！(/ω＼) (2020年10月10日 19時) (
レス) id: 7bc11c6066 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 神作(合掌) (2020年10月10日 19時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - 鈴さん» コメントと応援のお言葉ありがとうございます！飽きずに読んでくださって嬉しい限りです(/ω＼)最後まで頑張って走り切りたいと思います！ (2020年8月22日 11時) (レス) id: 7bc11c6066 (このIDを非表示/違反報告)
淋(プロフ) - 零~REI~さん» 嬉しいお言葉とお気遣いくださりありがとうございます！ファン…！凄く嬉しいです！(/ω＼)無事に解決いたしました！また頑張って更新していきますのでまたよろしくお願い致します！ (2020年8月22日 11時) (レス) id: 7bc11c6066 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - コメント失礼します。この作品、飽きずにずっと読んでます。淋さん、無理せず頑張って下さい！応援しています。 (2020年8月21日 22時) (レス) id: a6f1602c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：淋 | 作成日時：2020年7月21日 17時
