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#42 ページ44

あなたside



「え‥、知ってたの? あ、さっき見かけたとき‥‥?」


『ううん。見ちゃった。告白されてるのを‥‥』



「そっか。」


ともき君が、きまりの悪い顔をしながらうつむいた。


「そっか‥‥‥‥。」


『どうしたの‥‥。』


「みんなに迷惑を掛けちゃったから――――。」


『うん‥‥‥。』


「俺、もしかしたらAちゃんのことが好きだったのかも知れないんだ。

 Aちゃんに声を掛けた理由‥‥、自分でもよくわかんなくて‥‥。」


『え‥‥‥‥。』


「でも、好きっていう理由なら、理屈が合うから‥‥。」


ともき君の、その発言に私は驚いた。


「俺は、ずっと意味を探してたんだ‥‥。

 だけど 好きに、意味なんて、無かった。」



「こんなの、だめだと思うけど、Aちゃん。

 付き合ってくれませんか。」



そのとき、私たちの周りに、1秒の静かな風が吹いた。

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設定タグ:オリジナル小説 , 恋愛小説 , 完結   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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りんこ(プロフ) - 一挙公開しました!! 今まで読んでくれた皆さん、ありがとうございました! (2017年7月16日 22時) (レス) id: 9eee5efac6 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ *天パ組*(プロフ) - ミライさん» ありがとうございます!読んでみますね♪ (2017年5月26日 19時) (レス) id: efb3d66ab6 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - とても面白かったです!お時間空いていたら私の作品も読んでくれると嬉しいです! (2017年5月26日 0時) (レス) id: a9182f78dc (このIDを非表示/違反報告)
りんこ *天パ組*(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます!リンゴさんの小説も、読ませてもらいました♪ (2017年5月4日 18時) (レス) id: efb3d66ab6 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - りんこ *天パ組*さん» 返信ありがとうございます!小説書いたりしているのですが、少し息抜きにほかの方の小説見ようとしたらりんこさんの小説が目に入りました。参考にさせてもらいます。長文失礼しました。 (2017年5月4日 13時) (レス) id: df5e8262a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんこ | 作成日時:2017年4月29日 17時

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