スキに意味なんてない。【オリジナル小説】

＃９ ページ11

かいとside



あの朝の出来事から、一週間が過ぎた。


僕は、ともきと話しに行くと言いつつ、実はAちゃんに会いに行っている。


昼休みのAちゃんは、自分の机で本を読んでいるか、僕たちと話している。



ともきがバレーの試合で、午後いなかったときのこと。


Aちゃんに、


「一緒に帰りません？聞きたいことがあるんです。


と言われて、一緒に帰ることにした。


顔には出てなかったみたいだけど、内心 めちゃくちゃ嬉しかった。


二人きりだし！


学校の校門に寄りかかって待っていると、Aちゃんが走って来た。


「待たせてしまってごめんなさいっ！」


『いいんだよ。全然！
　で、それで‥‥聞きたいことって？』


「あの、ともき君に好きな人っているんですか？
　‥‥！なんか、急にごめんなさいっ！」


僕はあ然としてしまった。


まさか、Aちゃんの口から、こんな言葉がでるなんて。


『いないと‥‥思うよ？僕の知っている限りでは。
　でも、なんで急にそんなことを？』


「こんなこと‥‥言うつもりはなかったし、まだ誰にも言ってないんだけど‥‥
　ナイショですよ？実は、私‥‥ともき君が――――。」


なんとなく、わかっていた。


だけど、Aちゃんが言うんだから、しょうがないよな‥‥。


『そうなんだ。うん！がんば‥れ。』


僕には、それ以外の言葉が見つからなかった。

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GWが終わり、学校が始まったので、毎日投稿は難しいかもしれませんが、
できるだけ、頑張ります〜！

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