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上田サイド
何を言い出したかと思えば、変なことを言いやがって…。
琳寧「事実を言っただけですって(>_<)!」
上田「分かってるわっ!どーゆー関係なんだよ、マジで…(ーー;)」
「こんにちは〜」
琳寧「いらっしゃいませ!ようこそ、陽だまり湯へ(^-^)!」
次のお客さんが来て、琳寧が挨拶に行っている間、
俺は胃が痛くなってしまい、お腹を抱えてしゃがんでしまう。
みたらしだんご「にゃあ(´・д・`)?」
上田「みたらしだんご…」
みたらしだんごがカウンターから華麗に下りてきて、
俺の前に来ると、心配そうに見つめてきた。
上田「心配してくれているのか?サンキューな…ちょっと俺、トイレに行ってくるわ」
みたらしだんごにそう言うと、トイレに向かった。
陽だまり湯が開店してから、2時間後。
「コーヒー牛乳、1本ください」
琳寧「はーい!300円です(^-^)!…ちょうどお預かりします!ありがとうございますm(_ _)m」
受付の近くにある冷蔵ショーケースには、コーヒー牛乳や天然水、フルーツジュースが入っている。
『天然水:100円、フルーツジュース:200円、コーヒー牛乳:300円』
いや、天然水は分かるが、フルーツジュースとコーヒー牛乳は流石に値段が高くないか(¬_¬)?
俺は正直、納得がいかない。
上田「おい、琳寧」
琳寧「はい」
上田「冷蔵ショーケースのフルーツジュースとコーヒー牛乳の値段、もう少し下げられないか?」
琳寧「ですけど、昔から変えないってパパが言ってるんです…(^_^;)」
上田「だったら、パパさんに頼めよ」
琳寧「いや、無理だと思います。あっ、でも…」
上田「でも?」
琳寧「うちの銭湯はポイントカードがありまして、一定のポイントを貯めれば、ポイントと交換でドリンクの割引券が貰えますよ。他にも一定のポイントを貯めれば、売っているお風呂道具の半額券を貰えますし」
銭湯にポイントカードなんて、あるんかい。
音杏「琳寧、冷蔵ショーケースのドリンクが少なくなってきたから、補充した方がいいかも」
琳寧「(冷蔵ショーケースを見て)そうだね。倉庫にあるドリンクのダンボールを開けて、持ってこないと」
上田「あー、俺が持ってくるわ。音杏さんに倉庫の場所を教えてもらうから」
琳寧「そうですか?じゃあ、お願いします(^^)」
俺は頷くと、音杏さんの案内で倉庫に向かった。
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年4月2日 0時