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琳寧サイド
深澤「失礼しまーす…」
あっ､ふっかさん｡
確か､情報提供したいと部長さんにお願いしに行ったんだよね｡
どうだったんだろ?
琳寧「ふっかさん!部長さんからは､何と?」
深澤「あー､とりあえず病院に行って､話を聞いてこいって｡で､病院に行ったけどいなくて､ここにいるから来たんだ」
琳寧「ちょっと待っていて下さい｡今､呼んできますので」
上田さんがいる部屋をママから教えてもらい､コンコンコン､とノックした｡
すると､ガチャッと扉が開いて上田さんが顔を出す｡
寝ていたのか､目が半分しか開いていない｡
琳寧「あっ､すみません｡邪魔してしまいましたか(;ﾟдﾟ)?」
上田「いや､別に…(ρд-)」
上田さんは「ふわぁ〜…＼(〜o〜)／」をした｡
琳寧「あの､お巡りさんが上田さんの事をお聞きしたいみたいで…」
上田「け､警察(;ﾟдﾟ)!?」
琳寧がそう言った途端､上田さんは腰が抜けたように驚き､目が覚めたように見開いた｡
そんなに驚くの(^_^;)!?
でも､何かマズかったかな…｡
上田「分かった､会わせろ｡俺の記憶を取り戻すためだ」
琳寧「は､はい…」
という事で､上田さんをふっかさんの所に連れていった｡
ふっかさんはというと､近くのソファーでテレビを見ていた｡
琳寧「ふっかさん､お待たせしました」
深澤「おっ」
ソファーから立ち上がったふっかさんを､
上田さんはじっと見つめている｡
深澤「あ､あの…もしかして､記憶喪失の方…ですか?」
上田「…そうだが」
深澤「わ､私､港町の交番に勤めています､深澤辰哉と申しますm(_ _)m…」
上田さんを見て､緊張気味のふっかさん｡
もしかして､女性のような顔立ちしているから､
ドキドキしているのかな?
あれ?でも確か､ふっかさんは…｡
深澤「さ､早速ですが､質問をしますので｡覚えている限りで構いませんので､お答え下さい」
上田「質問?…あー､分かった」
深澤「ありがとうございます｡ではまず､お名前をフルネームで教えて下さい」
上田「上田…竜也…」
深澤「年齢は?」
上田「26才…」
深澤「誕生日はいつでしょう?」
上田「10月4日…だ」
ふっかさんが質問を始めて､数分後｡
深澤「以上になります｡ご協力､ありがとうございました(名前と年齢と誕生日以外､分からないなんて…)」
上田「いや…」
深澤「ちなみに､何か証明できる物は持っていますか?」
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年4月2日 0時
