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じゅうはち ページ19

実羽の興奮が収まったところで、アレについて聞かれた



実「そう言えばさ、友達で思い出した。最近A、あの子たちとどっか行ってるみたいだけど…


何してるの?」



『あ…』



聞かれたくなかった、どうせなら卒業までそのままにしとくつもりだったのに



『…』



実「最近どの子もAといるからさ、もしかして友達になったの?少し妬いちゃうな〜」



『ち、ちがっ…』



友達ではないと否定する、じゃあと言われ理由を聞かれた



『…それ、は』



実「言って、何があったの」



真剣な顔で目を合わせられる、昨日の赤石さんみたい



『…ぃ、め』



実「ん?」



『…いじめ、られてる。校舎裏呼び出されて、蹴られる…』



実「…何時から?」



高音の実羽の珍しい低音ボイス、これは相当怒ってるときにしか出ない



『…せん、しゅう。けど、私はだいじょうb「大丈夫じゃないでしょ?!」』



急に怒鳴り始める実羽、何故か目には涙が溜まってた



実「Aはさ、自分のことだからって、平気で思ってるかもしれないけど、私は平気じゃないの…!!


大事な従姉を…大事な人を失うのが、私だって怖いの!!」



あぁ、そっか…実羽も、同じだったんだよね、



大切な人を失う辛さを実羽も知っていた



5年前の冬、実羽の彼氏が亡くなった



昔から白血病って言う病気で、病室から出られなかったらしい



その時、まだ私は此方に引っ越してきてなかったから話だけ聞いていた


実「Aは前から人のこと考えないし、こっちがどんな気持ちかなんて知らないよね…」



『そんなこといわなくても…』



実「ねぇA、いじめで死んじゃう人って何人いると思う?


死んだら、人は生き返れないんだよ?だから抑え込まないでよ、もっと相談して…」



暖かいものにつつまれる、



実「お願いだから…!!」



『…ごめん、もう溜め込まないよ』



背中に手を回してテンポよく叩く



実「グスッ」



『何で実羽が泣くの、大丈夫、私も実羽の前から消えるつもりないから』



彼女がいなくなったときが私の最後、けど両方その気はないらしい



すると、部屋の扉が開いた



堺「母さんに買い物頼まれてたから、Aちゃん見送って買ってこいよ」



実「えー、分かった…行こ、A!!」



『…うん、ありがと』



少し気が楽になった、その後は家に帰った






…さて、あのいじめっ子達どうしようかな

じゅうきゅう→←じゅうなな



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リンネ* - コメントありがとうございます!!頑張らせていただきます!!°∀°ゞ更新は大変だけど楽しいですよね!!お互い頑張りましょう!! (2020年1月22日 22時) (レス) id: fc0254a240 (このIDを非表示/違反報告)
@來茶_ことさ - リンネ*さん» めちゃくちゃ好きです!更新ファイト!私も更新頑張ろう………(T-T) (2020年1月22日 21時) (レス) id: 926c1bae60 (このIDを非表示/違反報告)
リンネ* - 柚さん» ありがとうございます!!更新頑張りますね!!よかったら、次回作作って欲しいもの等があれば言ってください!! (2020年1月21日 22時) (レス) id: fc0254a240 (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ面白いです!!更新頑張ってください! (2020年1月20日 18時) (レス) id: bc9fab5cc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リンネ* | 作成日時:2020年1月12日 20時

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