殺し屋達の集う場所【歌い手】 (ページ9)

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殺し屋八人ページ9

そらるside
僕じゃダメ？そう言ったAはまるで別人だった。まるで本当に男子のような。でも。

｢Aには儀式があるだろ｣

あれと同時は流石にキツいと判断した俺はそう言い渡す。空気が重い。

貴｢私はただ役に立ちたかっただけなので。リーダーが反対するならやりませんよ。｣

いつもの調子に戻ったAがそう答えた。リーダーと俺を呼ぶ目はいつも通り(とは言えども会って2日なのだが)冷たい、でも何処か寂しげな色を帯びていた。

ご飯を食べ終わって暫くして、話題はAの儀式をいつやるか、という話。

現在時刻午後3時。午後3時といえば───
坂｢おやつの時間！｣
う｢子供か！｣

うん、まあね、分かる。俺も糖分欲しい。じゃなくて！そう、買い出しの時間だ。

家(うち)では3食分の食材を1週間に1回、それじゃなくてもお酒買いに行ったりと毎日買い出しに行っているのだ。

勿論ひきこもりの集まりみたいなものだから荒れに荒れる訳だけど。

ま｢という訳で！｣
天｢じゃんけん大会ー！｣
う｢うぇーい｣
｢…｣
貴｢…｣
坂｢そこ2人テンション低くね!?｣

そりゃあそらるさん買い出し行きたくないもん←

貴｢この人達本当に殺し屋なのか…？｣

そんな呟きは聞かなかったことにして、順調に進むじゃんけん大会(笑)←

スーパーって人多いし俺達にとってこのじゃんけん大会は生死を分けるからね(大袈裟)

結局負けたのはまふだった。ご愁傷さま←
その時何かを書いたメモを何かをがまふに渡していた。買ってきて欲しいものかな。

ま｢うぅ…逝ってきます…｣
坂｢死ぬな！頑張れまふまふ！｣
う｢wwwww｣

本人が泣きそうな顔してる？そんなの知らないよ負けたのが悪い←

そんな茶番をしていたらAがまふに近寄った。と思うと、しゃがむように言っている。何が始まるのか。

貴｢頑張って来てくださいね｣

なるほど。Aからの応援だとやる気出そうだな。しかも耳元。策士か…怖…()

ま｢頑張ってきますっ！(｀・ω・´)ゝ｣

態度の変わりようやば。A凄いな。
まふが玄関を出たあとは、いいなーだの、威力凄いだの大騒ぎ(特に坂田)

｢偉い｣
貴｢なんか照れますね。ありがとうございます。｣

真顔で言うな真顔で←
取り敢えず帰ってきたまふが死にそうになってたのはまた別の話。