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7話 ページ7

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君と過ごせる最後の1日。



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｢徹、ごめん待った?｣



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そう笑う君が、もう居なくなるなんて信じられなくて、信じたくなくて。





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そんな気持ちを隠すように




｢そんなことないよ｣




そう、呟いた。



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俺の手を引いて歩く彼女はやっぱり何処か寂しげで。





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君は強がりだから



寂しくないって、辛くないって自分に言い聞かせてるんだろう。





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｢…何年一緒にいると思ってるの。｣






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そんな俺の独り言は届く筈も無かった。



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作者名：燐音 | 作成日時：2016年8月21日 15時

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