今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:1,418 hit
小｜中｜大
12話 ページ12
.
君がいなくなったこの街には冬が訪れていた。
.
｢今日寒くない???｣
.
毎日のように呟くこの言葉。
.
｢そりゃ当たり前だろ冬なんだから。｣
毎日そう返してくる岩ちゃん。
相変わらず冷たいよなあ、なんて
.
.
｢____そういえば、Aから手紙来てたんだけど。お前の所にも来た？｣
.
.
｢えっ!?!?いやいやいやいや来てないよ!?｣
.
.
｢あー、そうなのか｣
.
.
なんだそれ内容気になる。
そう思った俺の心を岩ちゃんは読み取って
.
.
｢お前には見せてやんねー。｣
.
.
そう意地悪に笑った。
.
.
手紙の内容は勿論気になるけど、なんて平和な日常なのだろう。
.
.
.
此処に、Aが居たらなあ。
.
.
そんなことを考えながら学校に足を進めた。
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：燐音 | 作成日時：2016年8月21日 15時
