37話 ページ39
五条 side
五「二度とごめんだ。ガキのお守りは」
天「お?」
Aと階段下で別れてから高専結界の内側まで来た
結界内ということもあり、ずっとフル回転させていた術式を解く。つか見張りなんているか?アイツも来りゃよかったのに
そして感じた。己の腹に刃が刺さった感触
五「アンタ、どっかで会ったか?」
甚「気にすんな、俺も苦手だ。男の名前覚えんのは」
即座に術式で俺を指した男の体を引き剥がし、同時に傑の出した呪霊がそいつを丸呑みにした
夏「悟!」
五「問題ない。術式は間に合わなかったけど内臓は避けたし、その後呪力で強化して刃をどこにも引かせなかった」
ニットのセーターに安全ピン通したみたいなもんだ、と例えを出しながら、焦った顔をする傑に念押しで「マジで問題ない」の付け加える
五「天内優先。アイツの相手は俺がする。傑達は先に天元様の所へ行ってくれ」
夏「油断するなよ」
五「誰に言ってんだよ」
それに一つ気になることもあの男に聞かなければならない
そう思っているうちに男は呪霊を切り裂いて呪霊の腹から出てきた
五「(さっき俺を刺した刀とは違う…体に巻いてる呪霊もどっから湧いたんだ?)」
甚「星漿体がいねぇな?できれば
五「天内の懸賞金はもう取り下げられたぞマヌケ」
甚「俺が取り下げたんだよヤセ我慢。オマエみたいに隙がない奴には緩急つけて偽のゴールをいくつか作ってやるんだ。周りの術師が1人も死ななかったのはクソだったが懸賞金の時間制限がなければオマエは最後まで術式解かなかったと思うぜ」
五「あっそ」
そうペラペラと喋る男を吸い寄せようと試みたがかわされる
五「(速い!だけじゃない、コイツ何かおかしいと思ったら、呪力が
動きがまるで読めない。そんな男は口角を上げながら呪具を構える。が、
五「おい、鳥居の下にいた奴はどうした?チビが1匹いただろ」
もういいやで帰った…つーことはないと思いたい
嫌な予感が頭によぎるがアイツには術式をコピーさせてやったし、俺がしたように呪力での強化も追いつくはずだ
甚「あー、たぶん、つか俺が階段登り始めた時点で死んでたな。刺してすぐ少し喋った時は驚きはしたが…オマエだって脳貫かれりゃ死ぬだろ?」
五「………ハ、」
淡々とした声とは裏腹に、俺は乾いた声しか出なかった
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いちご牛乳(プロフ) - 砂糖さん» ああああ‥‥ありがとうございます、、嬉しいです!!やっぱり絡み見たいですよね( ˙-˙ )笑書けたら書こうと思います(●´▽`●)頑張ります〜!! (2020年10月28日 0時) (レス) id: 78f1b03d1a (このIDを非表示/違反報告)
砂糖 - いつも更新お疲れ様です!!男主の小説が少ないのでこの小説を書いてくださって感謝しかないです。年齢制限の絡み…気になります()無理のない程度に更新頑張ってください、応援してます! (2020年10月26日 22時) (レス) id: f640eaedb5 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - りんたろうさん» そんなふうに言って下さるととても励みになります…年齢制限のものは書ける暇があったら書こうと思います(^-^)頑張ります!ありがとうございます(´;ω;`) (2020年10月21日 17時) (レス) id: 78f1b03d1a (このIDを非表示/違反報告)
りんたろう(プロフ) - いつも面白くて読ませて頂いています!!!!年齢制限のやつ…とてもみたいです()このご時世ですのでお身体に気をつけてお過ごしください!楽しみにしています! (2020年10月21日 3時) (レス) id: ba7f2d4d8d (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - 復活待ってます!すごく面白かったです! (2020年6月28日 20時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2020年4月11日 3時