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伍拾玖 ページ41

あ「伝え聞くなどして、御存じの方は御存じです」

まじかよ、俺は初耳だぞ

実「俺は初耳です。何故伏せられていたのです?」

実弥の言葉に、俺も同意だった。そんな大切な情報を何故に隠さなければなかったんだろう

あ「痣が発現しない為、思い詰めてしまう方が随分いらっしゃいました。それ故に。痣については伝承が曖昧な部分が多いです」

あ「当時は重要視されていなかったせいかもしれませんし、鬼殺隊がこれまで何度も壊滅させられかけ、その過程で継承が途切れたからかもしれません」

へぇ、なるほどな

あ「ただ一つ、はっきりと記し残されていた言葉があります」

あ「“痣の者が一人現れると、共鳴するように周りの者たちにも痣が現れる”」

輝「始まりの呼吸の剣士の一人の手記に、そのような文言がありました」

あ「今、この世代で最初に痣が現れた方。柱の階級ではありませんでしたが、」

あ、それってもしかして…

あ「竈門炭治郎様。彼が最初の痣の者」

やっぱりな。前から額に傷があるとは思っていた。まさかそれが痣となるなんてな

あ「ですが御本人にもはっきりと痣の発現の方法がわからない様子でしたので、ひとまず置いておきましたが、この度それに続いて柱の御二人が覚醒された」

蜜璃ちゃんやむいくんは今回、炭治郎と一緒に戦ってたって言ってたもんな。やはり共鳴するように現れるというのも本当なのか

あ「御教示願います。甘露寺様、時透様」

あまね様や耀哉様たちが少し頭を下げると、蜜璃ちゃんも火がついたように話し出した

甘「はっ、はい!あの時はですね、確かに凄く体が軽かったです!えーっと、えーっと、」

その表現の仕方は酷いものだった

甘「ぐあああ〜ってきました!グッてしてぐぁーって。心臓がばくんばくんして、耳もキーンてして!メキメキメキィッて!」

その言葉に、その場の全員が蜜璃ちゃんに目を向けて口を開けた。あの小芭内でさえも顔を青くして頭を抱えている程だ

蜜璃ちゃんはいうと、土下座をして自分の発言を恥じているようだった

甘「申し訳ありません。穴があったら入りたいです」

『(炭治郎もあんな説明の仕方してたな。炭治郎タイプなんだろうな)』

場が静かになった時、蜜璃ちゃんの後ろにいたむいくんが声を出した

無「痣というものに自覚はありませんでしたが、あの時の戦闘を思い返してみた時に、思い当たること、いつもと違うことがいくつかありました」

無「その条件を満たせば恐らくみんな痣が浮き出す。」

陸拾→←陸拾捌



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いちご牛乳(プロフ) - のいさん» 18歳以上の作品も見れるように設定すれば、検索して出てくると思います(--;) (2019年12月27日 15時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
のい - 裏話?のやつって、何処に出してるんですか? (2019年12月27日 10時) (レス) id: 5d527c9cfe (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - ふくさん» 『刻龍先生と宇髄先生』という作品です! (2019年12月14日 1時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ふく - 新作はなんと言う名前ですか? (2019年12月13日 20時) (レス) id: 61180c9817 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - 深月あかざさん» ありがとうございます〜!!! (2019年12月7日 0時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2019年12月2日 13時

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