龍柱様はハイスペック！【続】

番外編[現パロ]《浮気してしまった編》 ページ23

※番外編[〇〇パロ]と記載している場合は、本編、【龍柱様はハイスペック！】とは関係ありません。
男主なのには変わりありませんよ！

今回ちょーっとドロドロしてるかも？

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俺たちが今まで同棲していた部屋は、こんなにも空気が重かっただろうか

『………あ、あの…』

宇「あ"？」

『…なんでも、ない…デス…』

宇「…はぁ…で？お前、自分が何したかわかってんの？」

『……いやでも、本当に覚えが…』

宇「こんなメールまで来てて、言い逃れできると思ってんのか？俺もなめられたもんだなァ」

『………』

俺は今、椅子に座ってる宇髄の目の前で床に正座をしている

理由は、まあ、全部俺のせい

その事件が起きたのは昨日のことだった

┈┈┈┈┈┈┈

まあまずはサラッと自己紹介と宇髄との出会いから説明しよう

俺の名前は刻龍A。至ってどこにでもいそうな23歳

けどまあ一般と違う所があるとすれば、アレだな

彼氏がいるってことだな

俺は別に最初から、恋愛対象が男だったわけではない。もちろん女とも付き合ったことはある。すぐ別れたけど

ちなみに今の恋人の名前はさっきも言った通り、宇髄天元

キメツ学園の美術科教師だ

高校が同じでクラスは一年だけ同じだった

アイツは顔が良い、不良なのに頭が良い、運動もできる(主に喧嘩)、まあそりゃ学校の人気者なわけで

それに比べて俺は普通だった。というより、かなり静かな方だったと思う。前髪を伸ばしていたし、基本一人だったしな。傍から見れば暗くて地味な奴だ

そしてある日、いつも窓の外をぼーっと眺めている俺が癇に障ったのか、宇髄が地味だ何だと話しかけてきた

まあめんどくさいの一言に尽きたね、あの時は

宇髄を含め、その周りにいたクラスの中心の人に笑われたんだっけ

でも実を言うと俺は、両親が事故と病死で、中学に上がった頃、二人ともトントン拍子で居なくなった。親戚も居なかったので、身近で叱ってくれる人はいなかった。

そのため、中学の頃は売られた喧嘩は買うし、授業サボって遊びに行くような生活をしていた。なので、自分で言うのもあれだが、宇髄同様喧嘩は強かった。高校ではちゃんとしよう、じゃなきゃバイトできない。そう思って勉強はめんどくさかったからやらないことが多かったけど、それなりに優等生をしようと決めていたのに

なのに、自分とは真逆の性格のような奴に地味だと言われ、続けて周りからからかわれたのが俺のネジを外した

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