その後、5 ページ14
『おい、早くその手をどけろ』
宇「あ?お前が力緩めりゃいいだろうが」
『嫌だっつってるだろ!なんで筋肉男と風呂に入らなきゃなんないんだ!』
このやり取り、何回目だろうか
ご飯を食べて食器を片付け部屋へと戻ると、宇髄に風呂に入るか?と聞かれたのでYESと答えて今に至る
宇「俺はちゃんと聞いたぞ」
『アレは、アレだろ!?俺に先に入ってこいよ、俺は後で入るかさ。のやつだろ!?』
宇「違う。つーか別に減るもんじゃねぇだろ、さっさと折れやがれ」
『減るわ!俺の精神がな!お前が折れろぉぉ!あと、お前今日なんか変だぞ!』
俺がそう言った瞬間、宇髄の力が緩んだ。ので、俺はその隙にドアを閉めて鍵をかけた
『ふぅ…』
一息ついて俺は帯を緩めた__
バンッ!!
『………え"っ…』
俺、鍵閉めたよな?
うん、閉めたはずだ。でもその鍵を壊す勢いで(というかもう壊れた)ドアが開かれた
宇髄は俺の腕を掴んで自身の方へと引き寄せる
『ぎゃーっ!おい、待て!話し合おう!』
俺がぎゃーぎゃー言っていると、
宇「入るよな」
俺が見たこともないようなそりゃもう爽やかなイケメンスマイルでそう言われ、俺は頷くことしかできなかった
__
『はぁー、きもち〜』
俺は髪が長いので湯に使ってる今は、上でひとつにくくっている
隣にいる宇髄はそのまんまだけど
『なぁ、今日どうしたんだ?お前。なんか気持ち悪い』
宇「気持ち悪い言うな!…俺にも色々あるんだよ」
あ、今なら聞けそう
『それは、昼間の接吻と関係あるのか?』
俺がそう言うと、宇髄は驚いたようにこちらを見た
『ぇ、な、なに…こわ…』
宇「は、お前、なんっ…起きて、たのか」
珍しく見るからに焦ってる宇髄に少し笑いが漏れた
『ふはっ、そんな焦るなよ。まあ起きてたのに言わなかったのは悪かった』
宇「…ぁー、いや、俺も悪い。嫌だっただろ」
『別に?まあ驚いたけどな』
するとまた宇髄は驚いたような目で見てきた
宇「…嫌じゃなかったのか、お前」
『んー、まあ。雛鶴さんたちいないし、お前もそんだけ寂しいんだなーって』
そしたら今度は「は?」と言われた
『ん?』
宇「…あー、うん。もういいわ、それで」
『え、何か俺変な事言ったか?寂しかったんだろ?男の俺に盛るくらいに』
宇「一言余計だ。まあそういうことにしておいてやるよ」
なんだその上から目線は
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いちご牛乳(プロフ) - のいさん» 18歳以上の作品も見れるように設定すれば、検索して出てくると思います(--;) (2019年12月27日 15時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
のい - 裏話?のやつって、何処に出してるんですか? (2019年12月27日 10時) (レス) id: 5d527c9cfe (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - ふくさん» 『刻龍先生と宇髄先生』という作品です! (2019年12月14日 1時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ふく - 新作はなんと言う名前ですか? (2019年12月13日 20時) (レス) id: 61180c9817 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - 深月あかざさん» ありがとうございます〜!!! (2019年12月7日 0時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2019年12月2日 13時