その後、2 ページ11
『(なんだったんださっきの接吻はぁぁぁッ!?)』
いや、そんな、特別な意味があるとか、嬉しいとか、そういうことを言ってるんじゃない
ただ単に意味がわからない
何故嫁を三人も持つ宇髄に接吻なんてされなくちゃならない?理由はなんだ?そんなに疲れてるのか?しのぶの元へと連れた行った方がいいのかもしれない
けれど、聞くこともできない
『(…まあ、気にしなきゃいい、よな)』
よし、気にしない。そうだ、気にしない
『あ、そういえば』
宇「あん?」
『義勇にだけ、あの時のお礼言えてないんだよな』
見舞いに来てくれた時、俺はまだ眠っていたらしいし、それから任務やらで会えてない
『俺、義勇のところ行ってくる』
俺はそう言って縁側から立ち上がった
宇「んじゃ、俺も行く」
『なんで?雛鶴さんたち帰ってくるんじゃないの?』
宇「今日は一日いねぇんだよ」
ああ、暇なんだな
『じゃあ行くか〜』
宇「おー」
俺たちは義勇の屋敷へと向かった
__
義勇の屋敷へ着くなり、俺は呼び鈴を大量に鳴らした
『義勇!おーい!義勇〜!寝てるのか?起きてるのか?なぁぁぁぁ!!』
宇「お前えぐ…」
こうでもしないと鍵を開けてくれないんだ
前にやりすぎて、しかも寝起きで機嫌悪くて水の呼吸発動されたこともあるけど
叫んでいると、ガラッと引き戸が開いた
冨「うるさい。なんだ」
『あ!お前早く出てこいよ!』
早く用件を言え、という目をされた
『あぁ、改めてちゃんとお礼言ってなかったと思って。ありがとうな、あの時協力してくれて。本当に助かった』
今度鮭大根奢るわ、と言うと義勇の目に少しハイライトが入った(気がした)
冨「そうか、あと何故宇髄がいる?」
宇「付き添い」
冨「そうか」
コイツ、そうか、しか言えないのか
『じゃあ、これ言いたかっただけだからさ。なんなら今から鮭大根食べに行くか?』
冨「俺はただ、(お館様のご命令を果たすため、そして鬼殺隊として大切な)俺のAに手を出されたから腹が立っただけだ。鮭大根は食べる。(支度をするから少しの間)待っていろ」
それだけ言うと、義勇はピシャンと引き戸を閉めた
『……』
宇「……」
俺たちは同時に顔を見合った
宇「お前、いつから冨岡のモンになったんだ?」
『そんなの俺が聞きたいよ』
そんな会話をしていると、義勇が出てきた
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いちご牛乳(プロフ) - のいさん» 18歳以上の作品も見れるように設定すれば、検索して出てくると思います(--;) (2019年12月27日 15時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
のい - 裏話?のやつって、何処に出してるんですか? (2019年12月27日 10時) (レス) id: 5d527c9cfe (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - ふくさん» 『刻龍先生と宇髄先生』という作品です! (2019年12月14日 1時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ふく - 新作はなんと言う名前ですか? (2019年12月13日 20時) (レス) id: 61180c9817 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - 深月あかざさん» ありがとうございます〜!!! (2019年12月7日 0時) (レス) id: b753706ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2019年12月2日 13時