第七話:謎解きは喫茶ポアロで ページ8
ちょっと書き方変わるかもしれません
〜〜
「アイツよ・・・俺がチョッカイ出す度に・・・いつも殺気立った目で睨んでやがってよォ・・・」
「それは、「親友の女に手ェ出してんじゃねぇ」的なヤツよ!ホラ、大積君と永塚君って高校も同じみたいだし!」
山下さんが笑いながら否定する
「まあ、私と典悟はただの幼馴染でジャレてるだけなのにね・・・」
「「ただの」ねぇ・・・ま、どーせすぐにバレちまうけど・・・」
安斉さんが口元に微かな笑みを浮かべながら呟く
「なによそれ?」
「何でもねーよ!ただの幼馴染の唯ちゃん?」
そんな二人の会話に耳を立てていると二人の背後に一人の男性が姿を現した
「た・・・「ただの」じゃないの?」
{永塚 稔(20)}
米花大学3年生
「な、永塚君・・・」
どうやら彼が先程二人の話に出てきた永塚さんらしい
「お、遅かったな・・・」
安斉さん冷や汗かいてるのバレバレですよー;
「ちょっと道に迷ちゃって・・・」
「迷ったって・・・何度もこの店に来ただろーが!ロケハンで!」
ほー最近の演劇サークルはわざわざ喫茶店に来るんですね
「そうだっけ?」
・・記憶力ないんですね永塚さん・・;(←失礼)
「ホラ、去年、この店をモデルにした舞台やったでしょ?その時、皆で通ったじゃない!」
「前の部長がどーせやるならここそっくりなセット作ろうって言って・・・テーブルの大きさとかイスの高さとかも計ったじゃねーか!なあ店員さん?そうだったよな?」
安斉さんが店員さんに聞く
「いえ・・・その頃、僕はまだここでは働いていませんでしたので・・・梓さんは覚えてますか?」
まあそりゃそうでしょうね警察は副業禁止ですし(でしたっけすみません記憶が・・)
「はい・・・お客様の対応とかお皿の出し方とか色々聞かれました・・・」
店員さんの代わりに梓さんが答えてくれた
「まあ、とにかく座って・・・」
ずっと立ってる永塚さんに安斉さんが座るように言う
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