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第二十一話:死神 ページ25
No side
更に数日後、最初は何にも思わなかった玲佳だが、更にいじめは酷くなっていた。
「何やってるんだよ死神」
「「「しーにがみっ、しーにがみっ」
今までは嫌がらせが主に行われていたが、最近は玲佳を“死神”と呼んでからかい始めたのだ。
これには流石に玲佳も追い詰められた。
玲佳は、過去に両親、親友、兄を亡くしているのだ。
両親と兄は“組織”に殺された。
両親も兄も玲佳を庇って死んだのだ。
両親は玲佳が大事だったからこそしたことだが玲佳はそれを今でも自分のせいだと思っている。
それに親友だって当時いじめられていた玲佳に関わったのが原因だった。
いじめで追い詰められた、それが堪えて●殺をした。
まさに今の玲佳と同じ状態。
この時、玲佳もどこかで、死にたいと思っていたのかもしれない。
両親と兄と親友を殺した自分に生きる価値なんてないと。
『...玲佳...ごめんね...こんな両親で..さようなら..』
___ﾊﾞﾝｯ
＿＿お父さんっ！！お母さんっ！！
『..許せよ..な玲...佳』
__ﾊﾞﾀｯ
___に、いさん....！？
『玲佳のせいじゃないからね？私が弱いのが、いけないんだよ。守れなくてごめんね、玲佳...』
＿＿咲..！？咲！！置いていかないでよ..
〜〜〜
咲というのは玲佳の親友ちゃんですね、はい()
めっちゃ、更新遅くてすみません！！
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