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第十三話: 喧嘩 ページ17
〜降谷side〜
「ちょっ..待てよゼロ!」
藤咲玲佳のことで腹が立った俺は無意識にズカズカ歩いていた。
「わ、悪いヒロ..」
「いきなり歩き出すからびっくりしたぜ..でもお前があんなに感情的になるなんて珍しいな」
そ、それはお前が絡んでいたからで..
そう言おうとしたが言葉が出ない
「ただ単にイラついただけだ..!..俺達の事を馬鹿にして..!!」
「それはないと思うぜ?」
は..?..何故だ?
「だってゼロが質問を返した時の藤咲先輩の顔、見たか?心底分からないって顔してたぞ」
「でも、それが演技だって可能性も..」
「よく考えてみろよゼロ」
“あの完璧な先輩がそのくらいのことで演技すると思う?”
その言葉にまたイラッとしてしまった
「どいつも..コイツも人を完璧完璧って..!!..言われた方の事を考えたことがあるのかよ!?」
人を人間じゃないみたいに言いやがって..!!
「..っ!..そういう意味で言ったんじゃ..!」
___この日初めてヒロと喧嘩をした
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