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第十三話: 喧嘩 ページ17

〜降谷side〜

「ちょっ..待てよゼロ!」

藤咲玲佳のことで腹が立った俺は無意識にズカズカ歩いていた。

「わ、悪いヒロ..」

「いきなり歩き出すからびっくりしたぜ..でもお前があんなに感情的になるなんて珍しいな」

そ、それはお前が絡んでいたからで..

そう言おうとしたが言葉が出ない

「ただ単にイラついただけだ..!..俺達の事を馬鹿にして..!!」

「それはないと思うぜ?」

は..?..何故だ?

「だってゼロが質問を返した時の藤咲先輩の顔、見たか?心底分からないって顔してたぞ」

「でも、それが演技だって可能性も..」

「よく考えてみろよゼロ」


“あの完璧な先輩がそのくらいのことで演技すると思う?”

その言葉にまたイラッとしてしまった

「どいつも..コイツも人を完璧完璧って..!!..言われた方の事を考えたことがあるのかよ!?」

人を人間じゃないみたいに言いやがって..!!

「..っ!..そういう意味で言ったんじゃ..!」



___この日初めてヒロと喧嘩をした

第十四話:完璧なんて→←第十二話:出会い



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作者名: | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年8月7日 17時

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