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第十話:トラウマ ページ13
〜玲佳side〜
「あっれぇ?死神じゃぁん」
最悪だ......
夕方のポアロに姿を現したのは私の中学、高校の同級生,川崎直子。
「えぇ?何でこんなイケメンと一緒に居るのよ、相変わらず大人しいフリして中身は最低ね」
今、特に何をされているわけではないが過去の事を思い出してとにかく怖かった。
「っ!そんなんじゃっ」
無意識に手が震えていて
ただただ怖かった
すると何かが手に触れる
横を見て分かった、降谷君の手が私の手を握ってくれている
「大丈夫ですよ、俺がなんとかしますから(ボソ」
そういって彼は微笑む
その優しさが嬉しくて泣きたくなってしまった
今まで何回も助けてくれて。
彼が川崎の側に行くときの後ろ姿は
とても優しくて頼りになるものだった。
今思えば、私が彼を好きになったのは
あの時だったのかもしれない
______ゆっくりと昔のことが蘇った。
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