伏黒ちゃんが乙骨ちゃんになるまで(前編) ページ36
ー優side
恵が禪院に連れてかれた。
可愛がってた後輩も全員いなくなった。
大切な同期も2人いなくなった。
尊敬してた人達もいなくなった。
私の掌からは沢山のモノが零れ落ちてしまった。
優(そういえば、荒れてた時に一緒にいてくれたの、憂太だったなー。)
なんて思いながら、廊下の窓から利矞兄弟とやり合っている憂太を見る。
＿＿＿＿パシッ
優｢長木刀は頭に当たると痛いからやめてね。真希。｣
真希｢ﾁｯ｣
真希が不意打ちで後ろから長木刀で頭を叩こうとしてたので、右手で受け止めた。
真希｢前見ながら受け止められんのウゼェな。てか、気付かれんのもウゼェ。｣
優｢けど、真希呪力ないから気付きにくくなったよ。｣
真希｢んな事言われてもな〜。で、何見てんだよ。
･･････憂太か？｣
優｢んー…｣
準｢あーもー、乙骨先輩超つえームリー。｣
隼｢2対1でも全然ダメでしたね。流石は特級。｣
乙骨｢いや、けど2人の動きも良くなってたよ。
あとはさ、＿＿＿＿＿｣
利矞兄弟にアドバイスしてる憂太をボーッと見る。
優｢なんだろ、モヤモヤする。なんかヤダ。｣
真希｢は？｣
優｢ちょっと憂太のとこ行って混ざってくる。｣
そう言って赫月を持ってグラウンドに行き、鍛錬に混ざった。
真希(あー、そういう事か。無自覚め。)
準｢特級2人相手とか超しんどーーー!!｣
ー憂太side
最近、優ちゃんの様子がおかしい。1年生と訓練してると、必ずと言っていい程優ちゃんも入ってくる。
どこかでバッタリ優ちゃんに会うと、｢憂太だ｣と言って手振ってくれる。時間があったら話もしてくれる。教室とか同じ場にいると、よく目が合う。
…アレ、これってもしかして"脈アリ"なのでは？
いやいや待て待て待てって僕。あの優ちゃんだぞ。無愛想でマイペースで気分屋で、そんなとこも凄く可愛い優ちゃんだ。きっといつもの気まぐれだろう。それに、優ちゃんには伏黒君がいる。伏黒君の事を忘れられるはずないのに、僕の事が眼中にあるだなんて有り得ない。
憂太｢悔しいなぁ。(ﾎﾞｿｯ)｣
負けたくない。優ちゃんを渡したくない。絶対誰にも渡したくない。けど、優ちゃんの気持ちの方が大切だ。僕の都合を無理に押し付けちゃダメだ。優ちゃんが大事なのはきっと、伏黒君だ。
伏黒君はいつだって、優ちゃんの心に居続けるんだね。
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sayy(プロフ) - 利橘兄弟ありがとうございます!滅茶苦茶かっこいいし可愛いし…最後です!ありがとうございます!!!!!!!! (2022年5月1日 16時) (
レス) @page50 id: 694cb4f9d7 (このIDを非表示/違反報告)
sayy(プロフ) - 鈴花さん» ありがとうございます!もしかしなくても、某ゲームの某人魚さんですよね?大好きなんです!出来れば、「この先輩オレのだし〜。」「いえ、先輩は僕のです。」みたいなノリのやつがいいです!お願いします!語彙力なくてスミマセン、 (2022年4月1日 23時) (レス) id: 694cb4f9d7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴花(プロフ) - sayyさん» コメントありがとうございます！利矞兄弟書きますね！もしかして元ネタとか分かっちゃいました…？(笑)数日は待ってもらうかもしれませんが必ず書きます！こういうのがいいとか希望がございましたら是非教えて頂きたいです！ (2022年3月31日 18時) (レス) id: 8205d463f8 (このIDを非表示/違反報告)
sayy(プロフ) - 滅茶苦茶面白いです。頑張って下さい。…利矞兄弟との小説も読んでみたいです。出来ればでいいので、お願いします! (2022年3月31日 18時) (レス) @page38 id: 694cb4f9d7 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵(プロフ) - 優ちゃん強い(確信) (2021年5月4日 15時) (レス) id: af2cedb42a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴花 | 作成日時：2021年3月12日 20時
