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ー優side
七海「優さん、私は貴女を守れなかった。すみません。」
そう言って七海は45°の綺麗なお辞儀をする。
優「いえ、顔上げてください。私も術師です。怪我をするのも、命懸けなのも承知の上です。七海さんは何も悪くありません。」
七海「ですが・・・」
優「あ、そうだ。洋館に入る前、七海さん私にこう聞きましたよね。"何故術師になったのか"、と。
無事任務から戻ってこれたので、言いますね。」
七海「はい。」
優「私には、一つ下の弟がいます。私の父は禪院家の人間で、弟がまだ幼い頃に禪院家に売ってしまいました。そこで助けてくれたのが五条さんです。
私は何も知らなかったとはいえ、何も出来ませんでした。生前、母と弟を守ると約束したにも関わらず、何も出来なかったんです。
それが悔しくって情けなかったです。だから次は私が強くなって、私が弟を守りるんです。それに強くなればなる程、安全で明るい未来が待っていますし、許される間でいいので弟とずっと一緒にいたいんです。
なので私は、術師になりました。」
七海「それは、立派な理由ですね。私は貴女のその意志を尊重しますよ。」
優「ありがとうございます。」
七海「私は今回の報告書を提出しにいきます。なので、私はここで失礼しますね。」
優「すみません、報告書任せてしまって。」
七海「いえ、気にしないでください。私は大人、貴方はまだ子供ですから。こういう事は大人に任せとけばいいんですよ。」
優「じゃあ、お言葉に甘えて。」
そして七海は医務室から出ていった。
ー優side
やばいな、領域に引きずり込まれた。
どうする、このままじゃ私は死ぬ。
死ぬ…
優の頭には恵の顔が思い浮かぶ。
まだ、1人にする訳にはいかない。
まだ死ぬ訳にないかない…!!!
やった事ないけど、やるしかない。
出来る出来ないじゃない。
やらなきゃダメだ…!!
そして優は腕を切って血を流す。
胸の前に掌印を結ぶ。
優「_____『領域展開_血影神乱撃』!!!!」
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sayy(プロフ) - 利橘兄弟ありがとうございます!滅茶苦茶かっこいいし可愛いし…最後です!ありがとうございます!!!!!!!! (2022年5月1日 16時) (レス) @page50 id: 694cb4f9d7 (このIDを非表示/違反報告)
sayy(プロフ) - 鈴花さん» ありがとうございます!もしかしなくても、某ゲームの某人魚さんですよね?大好きなんです!出来れば、「この先輩オレのだし〜。」「いえ、先輩は僕のです。」みたいなノリのやつがいいです!お願いします!語彙力なくてスミマセン、 (2022年4月1日 23時) (レス) id: 694cb4f9d7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴花(プロフ) - sayyさん» コメントありがとうございます!利矞兄弟書きますね!もしかして元ネタとか分かっちゃいました…?(笑)数日は待ってもらうかもしれませんが必ず書きます!こういうのがいいとか希望がございましたら是非教えて頂きたいです! (2022年3月31日 18時) (レス) id: 8205d463f8 (このIDを非表示/違反報告)
sayy(プロフ) - 滅茶苦茶面白いです。頑張って下さい。…利矞兄弟との小説も読んでみたいです。出来ればでいいので、お願いします! (2022年3月31日 18時) (レス) @page38 id: 694cb4f9d7 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵(プロフ) - 優ちゃん強い(確信) (2021年5月4日 15時) (レス) id: af2cedb42a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴花 | 作成日時:2021年3月12日 20時