キスをしないと出られない部屋。乙骨編 ページ30
ー優side
優「ん・・・」
目が覚めると一面真っ白な部屋。何も置いておらず殺風景だ。
優「憂太・・・?」
自分のいる少し近くに海外出張に行っているはずの同級生、乙骨憂太がいた。
優「憂太、憂太、起きて。」
そう言いなが、体を揺すって起こす。
優「憂太ーおーい。(隈が酷い・・・こりゃ熟睡してんな。仕方がない。)」
ムギュッ
憂太「ッ!?ゆ、優ちゃん!?」
優は憂太の鼻を摘んで起こした。
優「やっと起きた。」
憂太「ゆ、優ちゃん何でここに?てか、ここどこ?」
優「分かんない。起きたらここにいた。その様子じゃ憂太も知らないみたいだね。さて、どうここから出るか。」
憂太「術式、使えないのかな?」
優「使えないと思うよ。呪力が感じられないから。
あ、ねぇ、あれ。」
優がそう言って指差す先には、ヒラヒラと一枚の紙が落ちてきた。それを優がキャッチする。そして紙を開いて二人で見る。
乙骨「なっ・・・!!/////」
憂・優「『キスをしないと出られない部屋』!!?」
乙骨「何それぇぇぇえええ!!!!」
優「憂太五月蝿い。にしても、困ったもんだね。どうしよ。」
乙骨(100%伏黒君に殺される。いや、その前に優ちゃんとキスした時点で死ぬ。)
乙骨「う"〜〜〜・・・・・・」
優「何項垂れてんの。別にキスの場所は指定されてないんだから、無理に唇とかにする必要無いでしょ。」
乙骨「別に嫌って訳じゃ・・・あわわ、これは違くてえぇーっと!!」
優「?とりあえずどこでもいいからして。嫌なら私からするけど?」
乙骨「(優ちゃんから!?それは本当に心臓止まる!!)
待って待って、僕からやるから!!手、出してもらってもいい?」
優「ん。」
優が乙骨に手を差し出し、乙骨は膝をついて手を優しく包んでキスをする。
乙骨「ありがと。」
優「あ、ドア開いたみたいだね。」
乙骨「うん。ねぇ優ちゃん、皆元気?」
優「元気だよ。憂太は元気?寝れてないみたいだけど。」
優は乙骨の目尻に触れる。
乙骨「うん、僕は元気だよ。優ちゃんも元気そうでなにより。」
優「そう。じゃあ出ようか。」
乙骨「そうだね。またね、優ちゃん。」
優「うん、また。」
そして2人は外へ出た。
乙骨(やっばい心臓止まるかと思った・・・!!)
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手の甲にキス
〜敬愛〜
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sayy(プロフ) - 利橘兄弟ありがとうございます!滅茶苦茶かっこいいし可愛いし…最後です!ありがとうございます!!!!!!!! (2022年5月1日 16時) (レス) @page50 id: 694cb4f9d7 (このIDを非表示/違反報告)
sayy(プロフ) - 鈴花さん» ありがとうございます!もしかしなくても、某ゲームの某人魚さんですよね?大好きなんです!出来れば、「この先輩オレのだし〜。」「いえ、先輩は僕のです。」みたいなノリのやつがいいです!お願いします!語彙力なくてスミマセン、 (2022年4月1日 23時) (レス) id: 694cb4f9d7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴花(プロフ) - sayyさん» コメントありがとうございます!利矞兄弟書きますね!もしかして元ネタとか分かっちゃいました…?(笑)数日は待ってもらうかもしれませんが必ず書きます!こういうのがいいとか希望がございましたら是非教えて頂きたいです! (2022年3月31日 18時) (レス) id: 8205d463f8 (このIDを非表示/違反報告)
sayy(プロフ) - 滅茶苦茶面白いです。頑張って下さい。…利矞兄弟との小説も読んでみたいです。出来ればでいいので、お願いします! (2022年3月31日 18時) (レス) @page38 id: 694cb4f9d7 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵(プロフ) - 優ちゃん強い(確信) (2021年5月4日 15時) (レス) id: af2cedb42a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴花 | 作成日時:2021年3月12日 20時