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轟「よかったら一緒に帰らないか?」









『え、私と?、がち?』









轟「あぁ、俺の帰るの嫌か?」









『嫌なんて滅相もないけど…ってもう皆帰っちゃってるし』









教室を見渡すといつのまにか私と轟くんだけだった。









轟「帰ろう。」









『うん、』









とりあえずぼっち回避できたのはいいけど、









行動はたまに共にするくらいで接点もクソもなかった轟くんと一緒に帰るのは意外と緊張する









『じゃー帰ろか。』









轟「待って、」









教室を出ようとした手を握られ引き留められた。









『え、』









轟「千里は爆豪のことが好きなんだろ。」









『は?』









真顔で言われたら、反応に困るよ。









『好きじゃ……ないよ』









泣きたいのを押し殺 してそう言い放った。









轟「いや、あの緑谷の反応と千里の顔を見てたらすごい辛そうだったから、本当は好きなんだろ。」









『……っ好きじゃないってば!』









顔を覗き込むかのような動きをした轟くんに少し苛立って









そのまま私の中で溜め込んでいた気持ちを言ってしまった









『轟くんには分かんないよ。ずっと、私はずっと追いかけてたのに…。ずっと好きだった……』









ポロポロと涙が出ているのがわかった。









私らしくないなぁ、と思いながら無我夢中で涙を拭った。









轟くんには悪いなぁ。と思うけど一向に涙はやまない。









轟「悪かった…。ただ、」









轟くんが近づいて私の涙を親指で拭いた。









轟「俺はただ、千里の辛そうな顔してるの見たくねぇだけだ。」









『轟くん…ありがとう。ごめんね、帰ろ』









轟「涙止まるまでここにいるから、今は一杯泣け。」









『イケメンはどこまでもイケメンだ…』

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設定タグ:ヒロアカ , 轟焦凍 , 爆豪勝己   
作品ジャンル:恋愛
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かっちゃん - 早く続きが気になります! (2019年1月16日 16時) (レス) id: 1e0698d648 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きどちゃくそ気になります (2019年1月11日 19時) (レス) id: 73a3d9ce80 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年1月6日 23時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
けい - くぅ〜!!夢主ちゃん幸せになれー!落ちはかっちゃん希望です!更新頑張って下さい!! (2018年12月27日 19時) (レス) id: 53eea32dce (このIDを非表示/違反報告)
粼 真緒(プロフ) - 凄く面白いです!落ちは轟くんが良いです(≧∀≦) (2018年12月27日 2時) (レス) id: ea9de3da8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛。 | 作成日時:2018年9月22日 16時

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