ずっと好きだった幼なじみに彼女ができた【轟焦凍】【爆豪勝己】

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『ぐぇえ……きつい』








母「風邪ね、そんなんじゃヒーローになれないわよ。」





『分かってるよ……寒い……』







母「お母さんもお父さんも仕事だから家に誰もいないからお昼自分でしてね。」





『はーい…』






お昼ぐらい作ってくれ、という私の願いは届かず母は忙しそうに家を出た。








バカは風邪ひかないなら真面目は風邪ひくもんね。








昨日布団をかけずに寝たせいか、風邪をひいてしまった私。




『寒い…っ』









今頃みんなは授業か…とゴロゴロしながら考えた。




勝己くん…彼女さんといるのかな…




ふと頭に過ぎるのはいつも勝己くんで、









『そういや中学の頃心配してくれたっけ。』





中学の頃風邪をひいた時は夕方家に来てくれたり、
そんな事もあったな。






来てくれた時はすごく嬉しかった。







『心配性なだけなんだよ…勝己くん。』





好意があって来てくれたと勘違いしてたあの頃の自分に言ってあげたい。









『そういや轟くん…』




ふと目を閉じようとしたら、







轟くんのことを考えてしまった。









『顔あっつ』







昨日の顔の近さを思い出してまた顔が熱くなった気がした。









熱のせいか、轟くんのせいか、









とりあえず、轟くんのおかげで少しは勝己くんの事忘れてられる、かも

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