二十七刀目 あなたの命の方が ページ27
こうしてやり取りをしている間。向こうからしたら私の姿が見えていないから滑稽な姿が見えただろう。
警察が独り言にしてはデカすぎる声でギャーギャーと騒ぎながら足を振り回している。ヤクザでも冷静な奴は「コイツ、頭おかしいんじゃね?」と思ってもおかしくない。
だが、今がチャンスと思ったヤクザの男が1人刀を振り下ろしてきたのである
あ゛ぁ?
ブシュゥと汚い赤色の液体が宙に飛ぶ
「おんどらァ!!こちとら大切な話してるっちゅー時に、横から出てくるとはどういう要件なんじゃわだこりゃァ!!
こんなじめったい場所私が壊してやるよォ!!」
「壊したァァァァ!!あんだけギャーギャー言ってた奴が簡単に壊しやがったよ!!簡単に自分の楽園壊しやがったよ!!」
「テメェ…よく見ると真選組の輩じゃねーか…おいテメェら!!今こそ極道の力見せつけたらんかい!!」
おらぁぁぁ!!と前後から一気に押しおせてくる大群。
「十四郎さーん…売られた喧嘩は買わんなあきませんわなぁ」
「売られたっつーかお前が売ったんだろうが!!」
「いきますよ!!十四郎さん!!」
「人の話を聞けェェェ!!」
。
真選組が来たのは、もうすべてが片付け終わったあとのことでした。
。
裏から表へ、出てきた時はさきほどの若い客はいなくなっており外には数代のパトカーが待機していた。
十四郎さんはタバコをふかせて、私は満足して裏通りから出て行った
「トシ!!今回はよくやったな!」
「あ、あぁ…」
外で待っていた局長さんが力強く十四郎さんの肩を叩く。
「にしてもよくもまぁあんな狭い場所で戦えましたね。そのまま斬り殺されときゃよかったのに」
「そんなこと私がさせませんよ!?」
…とまぁ、何はともあれ。いろいろ失っちゃったけど。私は満足できたし、十四郎さんは大手柄を上げれたし、全ては丸く収まったということで。
「…今回はお前の手柄だ。」
「そんなことありません」
「お前のその…楽園?っつーのを壊してまでよく俺に手を貸してくれた」
「そんなの、当たり前です。
確かに、あそこは私にとって夢の国だけどそれと引き換えに十四郎さんの命が奪われるというのであれば私はそんなもの捨てて十四郎さんを護ります」
それが私の役目ですから!
と笑ってみせる。
そしたらまた、昨日のように「そーかよ」と言って歩き出していく。
ワンパターンな人だなぁ…
19人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
里都(プロフ) - 小豆長光さん» ただいまです!そう言ってくれてすごく嬉しいです…!!はい!頑張ります!!更新はどうぞ、気長にお待ちくださいませ…(*´∀`*) (2015年2月10日 18時) (レス) id: 40ac54a980 (このIDを非表示/違反報告)
小豆長光 - 遅れてスミマセン!お帰りなさい!更新ペースが乱れても、大丈夫ですよ!待ってるんで!頑張って下さい! (2015年2月1日 1時) (レス) id: 86a181adda (このIDを非表示/違反報告)
里都(プロフ) - 少し更新期間が空いてしまいますが、どうかこれからも当作品ともどもよろしくお願いいたします (2015年1月17日 20時) (携帯から) (レス) id: 80205bf93a (このIDを非表示/違反報告)
里都(プロフ) - 勝手な都合で更新ができなくなってしまうこと。そして、重要な報告をコメント欄に記載すること申し訳ございません。また、私が退院して更新したとき、温かく迎えてくださったら光栄です。 (2015年1月17日 20時) (携帯から) (レス) id: 80205bf93a (このIDを非表示/違反報告)
里都(プロフ) - だそうなのですが、病室でpcを触れることはできないなるうえガラケーからの更新は不可能ですので申し訳ございませんが、今週一杯はお休みさせていただきます (2015年1月17日 20時) (携帯から) (レス) id: 80205bf93a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:里都 | 作者ホームページ:http://nanos.jp/morinocafe/
作成日時:2014年12月1日 20時