【銀魂】明日消えゆく運命でも【土方十四郎】

２刀目　　背中をとられては〜土方said〜 ページ3

返す｡
そう言い刀を返そうとしたが親父の圧力で結局持って帰ることになり今、俺の部屋で布の上に例の刀が置かれて目の前に俺が胡座をかいている

前の持ち主は相当使い込んでいたらしく鞘にはいくつものかすり傷や刀の傷がある

…触ったらなんかあんじゃねーんだろうな



ツンツンと人差し指で鞘に触れてみるだが、特に何も変化は起きず思いっきり鞘を鷲掴む



…特に何もねーな｡
前みてぇなことになるのは懲り懲りだ

今度は一体どんな妖刀の呪いに呪われることだか…
考えただけで背筋が凍る



ゆっくりと鞘から剣を抜いていく
すーっと鞘から出てくる刀が光薄い青色の光を照らして



本当に何もないのだろうかと疑いながらも確実に刀を抜いていき半分まで来たとき





「あれ〜土方さん何してるんですかい？」
「うぉぉぉ！！」



慌てて後ろを振り向く
そこには最近新しい剣…確か菊一文字RX-なんたらとかいう刀から伸びているイヤフォンを耳にさしそこからシャカシャカと雑音をもらしながら俺の方を見ている




「あれ〜？新しい刀買ったんですかい？」
「驚かすんじゃねーよ!!」



俺の不審な対応に「はぁ？」と眉をひそめる




「何言ってるんですかいまさか本当に頭が狂ったんじゃ…」
「狂ってねーし!!!別にいつもとおんなじだしー!!」





これ以上関わったら変なもの嗅ぎつけられるに違いないと思い
挙動不審な行動ながらもしっしと部屋から追い払い再び刀に向き直る…









「お控えなすって！」

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