万年少女は、別名“ピカチュウ”

その世界、震撼する ページ25

数日後、世界は震撼した

世界貴族の最高地位に君臨していたにも関わらず、世界政府のお役人も務めた女、ドンキホーテ・マドレーヌ・ガルディール・Aが行方知らずになった

これは大問題で、その女に関わった人全員が世界中を探し出した

だが、彼女を見つける事も見つけた人も居なかった

理由なんて明白、【私】は知っているんだ

彼女がどこに行ったのかを………

でも、そんな事を言ったら怒られてしまうんだ！

【彼女(あの子)】にね！

だから、【私】からは何も言わないよ

まぁ、話の最後にあんな【台詞】があったんだ

大体の事は、察されるだろう？

世界は泣いた

とても優しく、強き存在が居なくなってしまったから

海賊と海軍は嘆いた

何故、もっと一緒に居られなかったのだろう……と

ルフィ(未来の海賊王)は察した

彼女の意思を受け継ぐ為、強く、優しく生きなければならない………と



.








.







.



これは、ある転生者のお話

世界中から愛された、哀しい愛(かな)しい少女の物語

きっと、【彼女】は“弟”と共に見守っているだろう

可愛い可愛い、我が子と孫の為にね





.









.








.








.








.



完

作者の部屋→←そのネズミ、静かに眠る

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す