アマレッティ。

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玉「はいはい〜おまたせ〜」










キッチンとカウンターを繋ぐ

ウェスタンドアが開かれ




ふら〜っと、玉森先輩が───






腰巻エプロンの紐を結びながら

登場した。











　「…っ、/」


あまりにその姿が様になってて、







”かっこいいです…”


と、声が漏れた。









玉「…っ/


またまた〜、」





　「ううん。ほんとに、」





結構真剣に言えば、

玉森先輩は

合っていた目線をスッ、て外す。







玉「ねぇ、



反則じゃない？/




かっこいいです、なんてさ、」












気付けば───




先輩の顔は赤くって






玉「クレープご馳走します」






後ろ向いて準備してるけど

ちらっと見える耳も赤くって。









玉「あーっやば、

なんかいつもより緊張するわ。」







汗凄いよ、見て？



って

髪の毛あげておでこを見せて、



やべやべって連呼しながら



でも、

手先は慣れているからか凄く器用で。










　「先輩、期待してます！」



玉「…プレッシャー」



　「ふふ、」










すらっとした色白の指とか、



前髪の隙間から見えるたれ目とか、



筋肉の見える腕とか、





いちいちかっこよくて、

目のやり場にちょっとだけ───動揺した。







たまに目が合って




玉「なぁに」


って、横目で私を見る目が

妙に色っぽく見えて



　「ううん。

なんでもないです/」





またかっこいいって、

思っちゃったのは内緒。



















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