アマレッティ。

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気付けば、

周りの女の子たちは私を見てて



「っ……、」



なんか急にいやになった。




というか、こんな私を隣に置いて

ある意味注目を浴びてしまってる玉森先輩に

申し訳なくなってくる。




"誰？"

"２年生？"


なんて声がちらちら聞こえてきて

段々私も顔が下になる。


髪の毛で視界を隠した。






玉「Aちゃん？」



そんな私を見て、

玉森先輩は私の前に立ち止まる。




「ん…あ、あの。

ど、どうしたんですか」




なかなかどういてくれないから、


ちょっとだけ顔を上げる。



と言っても先輩の胸あたり。







玉「───俺を見て」







いきなりのことに混乱して、

でも前を向くのが怖くって、




そしたら






玉「んっ」


って、先輩の手が両頬に触れて

ぎゅって顔を持ち上げられた。






玉「やっと目があった」





「……っ/」





あ、周りあんま人いない…







玉「俺はAちゃんと話してるの。





だから───



ん。ちゃんと見て？」





「…は、い……/」







玉「ふふ、ふはは」





「にゃんへすは(なんですか)」



玉「顔、ふにゃってなってる(笑)



あーかわい、」






さりげないその一言に

また心臓がうるさくなって、





"あーあ、

地面に嫉妬しちゃうなんて前代未聞だよー"




なんて意味不明なことを言ってる先輩をよそに



鼓動と呼吸が乱れている自分に

平常心保つのに必死だった。











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