二話 ページ3
楽器に触れたのは中学校に入ってからだった。
自分はもともと走ることが好きで、陸上部に入るつもりだった。
その日も部活見学で陸上部を見に行ってた。
すると、自分が吹奏楽部に入った1番の理由となる音がきこえてきたのだ。
あの一際目立つ、どこまでも広がる音。
心を震わせるような力強い、でもどこか優しくも聞こえる音。
とても美しい音。
気づくと自分は、校舎の方へと進んでいた。
どうしようもなく、あの青空に響き渡る音を奏でた人を見てみたかったのだ。
間近で、となりで聞いてみたかったのだ。
頭はそのことでいっぱいだった。
何故場所がわかったのか、
何故そんな衝動にいきなり駆られたのか、
自分でもよく分からない。
もしかしたら運命なのではないか、などとおかしなことを考えたりもしたのだが、なんとしてでもあの音を奏でた人を見つけなければ、と使命の如くその時は本当に思ったのだ。
そんな気持ちが心をいっぱいにしている中、
その人物と出会った。
力いっぱいにその楽器を吹く彼女は、その華奢な体格からは信じられないほどの大きな、 響く音を出していた。
あぁ、この人があの音の主なのだと、直感的に思った。
そして次の瞬間に思ったのだ。
自分もこんなに人を惹きつけられる音を出してみたい、と。
そして自分は、吹奏楽部への入部を決めたのだ。
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長々と昔話をすいません、、、。・゜・(ノД`)・゜・。
しかも前回とほとんど同じような構成に、ほとんど非科学的で抽象的ぃ、、、すいまぜぇん、、。゚(゚´Д`゚)゚。
そろそろ「メトロノームよ止まれ」という題の理由となるお話を出しますぅ、、、
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紅簾@中学生(プロフ) - 情景が目に浮かぶっていうか、上手いこと言えないんですけど好きです!! (2022年5月29日 0時) (レス) @page1 id: 7a153d74d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リン葉 | 作者ホームページ:http://rinha
作成日時:2022年5月28日 19時