だって兄妹なんだから ページ15
胡桃口調分かんないたすけて
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「まっさか、Aがもう帰ってきてたとはね〜」
そう言ったのはこの往生堂の堂主、胡桃だ。
『えへへ、ついさっき帰ってきたばっかなんだ!往生堂来たら鍾離さんにも魈さまにも胡桃にも会えるかもって思って』
「ああ、そうだったのか。道理で杏仁豆腐を持っていた訳だ。」
と、鍾離さん。
あの後もずっと2人と話していたのだが、鍾離さんに用があったらしい胡桃が往生堂の中からでてきたのだ。
『私の狙い通りだったねぇ、これぞ一石二鳥……いや、一石三鳥だよっ』
ふふん、と鼻を鳴らす私。
「うん、そーだねー」
『棒読みやめて………あ、そういや胡桃、鍾離さんに用があるんじゃないの?』
私がそう言うと、ハッとした顔をする胡桃。
「あ!そうだった」
そう言って胡桃は鍾離さんに話しかける。
なんかいろいろ話してるけど、私には関係なさそうだね。
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それから数分後。
タルタリヤどうしてるかな〜、とか考えてるといつのまにか話が終わってたみたい。
鍾離さんは胡蝶に言われた用事とやらでどっか行っちゃった。
魈さまも、「鍾離様が行くのなら、我はもう帰る」って帰っちゃったし。
つまり胡桃と2人きり。
女の子2人だけってことは始まるのはもちろん女子トーク。
「実はちょっと前からAたちのこと見てたんだけど……いや〜、公子さんにはびっくりだよね!」
『あ、やっぱり胡桃も知らなかったんだ』
タルタリヤは私以外と話すときは至って普通の戦闘狂だったらしい。
てかタルタリヤって戦闘狂なんだね、知らなかった。
「んで、彼とはどーなの!?……あ、もしかしてぇ、付き合ってたり…?」
『なんもないですぅー!胡桃は知らないかもだけど、私とタルタリヤは兄妹なの!!そんなのあり得ないよ』
「え、そなの?……なーんだ、つまんないのー」
急に心底つまんなそうな表情になる胡桃。
なにさ、そっちから聞いといて。
「でもでも、公子さんのAに対する接し方って明らかに兄妹って感じじゃなさそうじゃない?」
『うん、それほんと疑問だよー』
「あはは!…でさー……
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そのあと私はしばらく……いや、かなり胡桃と話していた。
やっぱり胡桃と話してると楽しい。
ふふ、これは帰ってきて正解だったかも。
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宇琉夜ハル(プロフ) - 6ページ離月ではなく璃月ですよ (2023年3月24日 18時) (レス) @page6 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
りんご祭り(プロフ) - けんとさん» うおおお!!ネタ切れだったので!!リクエストまじでありがとうございます!!!気合い入れて書きます!!続けてでもなんだろうが構いませんよ!コメントくれるだけで嬉しいです…! (2022年10月13日 23時) (レス) id: bc8f8e995e (このIDを非表示/違反報告)
けんと - 続けてリクエストすみません(泣スカラマシュと絡んで欲しいですワガママすいません (2022年10月13日 18時) (レス) @page37 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
りんご祭り(プロフ) - けんとさん» いえいえ!こちらこそリクエストありがとうございました〜 (2022年10月4日 22時) (レス) id: bc8f8e995e (このIDを非表示/違反報告)
けんと - ありがとうございます、尊かったです!萌死にするところでした (2022年10月4日 21時) (レス) @page26 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご祭り | 作成日時:2022年9月24日 23時