私が学校の女王よ【悪女主】

38話 ページ50

理真side

清「中々えぐいことしてるんだね」
清水が言った。ぐるりと部屋を見渡し
最後に知子を見た、そして鼻で笑う
清「無様だね」

その様子に私はニッコリ笑う
『さっき言いたい事がふたつあるって言ったよね？何かしら』

清水は携帯を取り出し学校の裏サイトを見せた
清「これ、俺が撮った」
暫く沈黙が続いた。誰も清水が撮ったのだと予想していなかったからだ

佑都が少し興味を持ったように尋ねる
佑「へぇ…よく撮れたね。この時間は下校時刻ギリギリだった、部活動もなくて帰宅部な君がどうしてその時間にいたのか…残る必要なかったよね？
＿＿＿何してたの？」
見たことが無い佑都の鋭い目と低い声に肩が少し震えてしまった。

清「何をしていた？愚問だね
君を見ていたんだよ＿＿三上理真」

私？という自分でも驚くような素っ頓狂な声が出た
知子は相変わらずぶるぶると震えて、佑都は何を考えているか分からないような表情をしていた。

清「そう…！君を見ていたんだ、君はとても興味深い………その宝石のような瞳に気品溢れる姿！
ふふふ……俺はそんな君を見て…滾ってしまったんだ！」
恍惚とした表情を見せて私の手を取り掌に口付けた
清「これが2つ目の要件」
＿＿＿＿俺のご主人様になってください

私は苦笑して
『私そういうの興味ないから、ご主人様にはなれないけれども貴方とはもっと仲良くなれる気がしたわ！今から私達手を組んで…あの人の彼氏を取るような泥棒猫を排除しましょ？お願い…あなたにしか頼めないのよ…』
そう言ってにっこり微笑んだ





(続編に行きます、お知らせ必読お願いします)

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