34話 ページ42
少し落ち着いたので取り敢えず1話だけ……
《梓の友達という称号を得て有頂天になった貴方に………有罪(ギルティ)を言い渡す》
私は今日知子と2人で帰った
前よりずっと、痩せて隈ができていた
もちろんその顔には笑顔はない
知「何なの……いきなり一緒に帰ろうって」
知子は私に力なさげに言う
知「今度は何がしたいのよ……」
ふふっと、私は美しく笑う
理「ただ一緒に帰りたいなって思って！」
知「あんたのせいで私の生活は滅茶苦茶よ、全てあんたのせいでね！」
知子は、私を睨む
目には涙が浮かんでいた
おぉ怖い怖い
私はそう戯けて口元に手を添える
そして心の中で静かに言う
ただの自滅よ
私と佑都がしたのは「人の彼氏を取ったということにして学校から追放させる」という
小学生でも考えつく安易なもの
それにハマったのは
貴女の方でしょう？
理「それにしても動画撮られてただなんて 誰が撮ったんでしょ」
ピクリと、知子の指が動きポケットからカッターを取り出した
カチカチカチという刃を出す音が人気の無い道に響く
知「あんたのせいでしょ！？動画も！全部！あんたが全部仕込んだんでしょ！」
そう言って知子は私の首に刃を当てた
それはどんどんと深くなり終いには血がパタパタと出てきた
理「こんなことしていいの？傷害罪よ」
そんなことを呑気に言っているが脳内にはサイレンが鳴り響いている
もっと深くまでいったら頸動脈になる
そこに刺さったら……
けれども体は動かない
？「ちょ！何してんの！？！？」
ローファーのカツカツという音がこちらに向かって走ってきた
梓だった
梓「警察に電話するよ！早くカッターを離しなさい！」
知子は首元にあったカッターを抜き、取り落とした
アスファルトには点々と血の跡がある
梓「もうやめてよ！理真をこれ以上傷つけないでよ！私達の前から消えて！！」
知子はハッとした表情をしてカッターを置いたまま走り去っていった
理「あちゃー跡残るかも」
そう言うと梓は私を抱きしめた
梓「これ以上無理しないで、友達が傷つくのは見てられないもん」
"自分を大切にしてよね"
彼女はしっかりとした声で私に言った
……ありがと
そう言ってひりひりする首の傷に触れた
夕日がいつもより、赤かった気がした
ラッキーアイテム
革ベルト
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アユ人♪・・・！ - 更新頑張って下さい。とても、面白いです。 (2019年6月8日 21時) (
レス) id: d87cb810e1 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 凛子さん» セーラー服っていいですよねー笑私もブレザーよりセーラー服派です (2019年4月7日 17時) (レス) id: d26e3783e4 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - きなこさん» 有難うございます！！最近また忙しくなってここから離れてますが書き溜めしてるのでこれからも応援よろしくお願いします！！ (2019年4月7日 17時) (レス) id: d26e3783e4 (このIDを非表示/違反報告)
凛子(プロフ) - 面白いですね！！！理真ちゃんがブレザーじゃなくてセーラーってとこが性癖でますけど好きです！ (2019年2月25日 2時) (レス) id: 15553392f8 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - 面白すぎて剥げそうです(( 理真ちゃんすごくかわいいです！そして彼氏さんもかっこよすぎて……この小説大好きです！更新頑張ってください！ (2019年2月23日 18時) (レス) id: 62c64ec5a7 (このIDを非表示/違反報告)
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