私が学校の女王よ【悪女主】

31話 ページ38

試験いろいろと終わりました！





それから私たちの生活は変わった。

知子への苛めが始まった。あいつは１年生の時も苛められていたから慣れてるかと思えばそんなことなかった。

学年の人を敵に回してもそれでもなお学校に来続ける。

そろそろ辞めてもいいんじゃないの？とか思ったりするけれども。

知子は殴られ蹴られ、痛々しい痣や傷が出来ていた。

私は暴力を好まないから、じりじりと追い詰めて突き落とすように仕向けたいのに。

「おい太田！！このクソ男好きが！！」

狂喜じみた顔の男子生徒に対して、知子は目の周りを赤くして泣いている。

男子はグワッと腕を振り上げて、知子の鳩尾を思いきり殴る。

理「やめて！！暴力はダメだよ！！」

私がそう言うと彼は舌打ちをして去った。

知「どうして庇うのよ！私を笑いに来たの！？」


あーーあ折角止めてあげたのに。感謝くらいすればいいのに。

ありがとうも言えないのかよ。

私は小馬鹿にしたような顔を一瞬しただろう。

『知子が佑都のこと好きって言ったじゃん？確かに佑都はイケメンだから私と付き合っていると知ってながらも告白する女子は沢山いたよ。
けれどもハグやキスをして、気を引こうとする人はいなかった。だから私は怒ったのよ。』



＿＿＿＿＿＿＿理解できる？

私は小首を傾げた。

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