私が学校の女王よ【悪女主】

15話 ページ17

昇降口の下駄箱に手紙があった

三上理真さんへ

言いたいことがあります
放課後屋上に来てください




一発で知子の字だとわかった

へぇ………
この私に何用かしら

私は手紙をくしゃっと丸めてポケットに突っ込んだ

教室へ向かうと
梓｢理真〜今日体育だよ！｣
にっこにっこして梓が言ってきた
私も体育が好きだから今日を楽しみにしていた
……腰の痛みがあるけどね

理｢うん！そうだね！今日はダンスかぁ 球技がよかったけどダンスも楽しいよね！｣

私は荷物を置きに行って体操服を持ち、梓たちを追いかけた



ま、梓のとなりには奴が居座っているけどね
邪魔だわ

理｢ちょーっと待ってくれてもいいんじゃないかなぁあ･ず･さ？｣

ごめーんと謝る

廊下を歩けば皆に囁かれる

｢三上ちゃんと梓っちかわいいなぁ｣

｢いやぁ俺は断然三上ちゃん派｣

｢はぁ??梓っちだろ！｣

｢てゆか太田はなんで梓っちの隣にいるんだよ｣

｢あぁそれな 二人が並ぶからいいんだろ｣


そういう声もチラチラ聞こえる
気分がいいわ

私達は更衣室に入って着替える
知子がブラウスを脱ぐとたるんだ腹が見える

なんなのかしらね
その脂肪は

梓｢理真 その首にある赤いのどうした？｣


………………ん？

理｢赤いのって？｣

梓｢その首筋にある赤いやつ｣

……あ、あんの馬鹿…

理｢なんでもないよ悪い虫に刺されたのかも｣

そっかーと言ってまた着替えを再開する

梓が純粋な子でよかったわ
あの馬鹿侑都
今度仕返してあげるわ!!

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