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｢そ…、そんなの…どうして分かるの……?｣
｢……おれね、みんなの魂が見えるんだ。生まれつき…珍しいんだって｣
｢見える…?｣
｢…だからこの子みたいに、もうすぐ死んじゃう人とか…分かるんだよ…でも、おれなんにもできないから…申し訳ないけど…｣
話しながらどんどん顔が暗くなっていくのが分かった。やっぱり、この子は優しい子だ。さっきから話しててなんとなく分かってた。
｢…そういうの見たくなくて…いつも一人で過ごしてきた…けどここに来てからはずっと、この子の気配があったから寂しくなかったんだ｣
ひとりじゃない気がして。
そう言って安心するように笑う顔を見て、俺と同じだって思った。ひとりぼっちだったんだ、この子も。
｢だから、どんな子か聞いたんだよ…。おれも話してみたかったな…一度くらい……｣
優しく撫でるように絵に触りながら寂しそうな目をしてた。
｢ねぇ……こっち、来て｣
そう言って歩きだした。
二階へ続く階段をのぼり、その先の廊下に進んで俺を呼んでる。
｢あの子の気配があった部屋…こっちなんだ｣
…涼介が、いた部屋…
ギイギイ鳴る階段を上がって、二階に向かう。
薄暗い廊下を進んで、つきあたりの一番大きな扉の前で、彼は待ってた。
｢きみの名前…もしかして、けい?｣
｢え、どうして?｣
｢扉に名前が書いてあるんだ。ここ｣
｢……あ…ほんとだ…｣
装飾に紛れて見にくいけど、落書きみたいに小さく俺の名前が入ってた。【kei】って
｢なにかの暗号かと思ってた｣
｢ふふ…なんでかな…｣
｢きみの部屋ってことじゃないの?｣
……おれの部屋…
じゃあここは、おれと涼介のおうち?
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はな(プロフ) - 返信遅れてごめんなさい(＞＜)ありがとうございます!!!何よりうれしいです!!好き勝手書ていますが、ちゃんとハッピーエンドになるので、どうかこれからもよろしくお願いします！ (2018年11月1日 1時) (
レス) id: 9619f20ec7 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプlove - とてもこの作品好きで何度も読んじゃってます！続き凄く凄く楽しみにしてます！待ってます♪ (2018年10月30日 17時) (レス) id: 1b7715a916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2018年10月16日 12時
