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『ぷっ……あはははっ!!』
『あはは!!またバクハツした!』
『まただ〜ユウトの時とおんなじ!!』
一斉に笑い声が部屋に響いた。
みんな笑いを堪えてたみたいに笑い続ける。ユウトって呼ばれた人形から、やっぱり声がした。
『みんな笑わないでよ!ほんとに死ぬかと思ったんだから!』
『あーっはははっ!ゆうと!バラバラになっちゃって!!あははははっ』
『かえってきた時ほんとにバラバラなんだもん!!』
どうしよう…俺居るんだけど、喋ったらびっくりするかな?
今度は俺が固まってまわりが騒ぎ出して、さっきと逆になっちゃったみたい。
『昨日やっと全部揃ったんでしょ?!』
『ねぇ腕がどこにあったか知ってる?』
『窓から飛び出して隣の家の草むらにあったんでしょ?』
『あははははっなにそれ!!!』
『超笑える〜〜!』
ぎゃはぎゃは騒いで、ほんとに人間に聞こえないのか不安になるくらい。
いっぱい居すぎて誰が何を喋ってるのかも分からない。
『もおぉーー!!やめろってばぁ!!!!静かにしないと黒い獣が来ちゃうよ!!!』
『…………』
『…………』
みんなにさんざん笑われて怒ったユウトが叫んだ直後、辺りが一斉に静まり返った。
いま、黒い獣って言った…?
「黒い獣のこと!!知ってるの?!」
『うわ!!……え、きみ…声…聞こえるの……?』
「ねぇ!」
突然話しかけられたユウトが驚いてるのを無視して問い詰める。服を掴んで近付いたら、また周りがザワザワしだした。
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はな(プロフ) - 返信遅れてごめんなさい(><)ありがとうございます!!!何よりうれしいです!!好き勝手書ていますが、ちゃんとハッピーエンドになるので、どうかこれからもよろしくお願いします! (2018年11月1日 1時) (レス) id: 9619f20ec7 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプlove - とてもこの作品好きで何度も読んじゃってます!続き凄く凄く楽しみにしてます!待ってます♪ (2018年10月30日 17時) (レス) id: 1b7715a916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はな | 作成日時:2018年10月16日 12時