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｢狭くてごめんねぇ、いや〜夜更かししてたらたまにはいいことあるなぁ｣
｢……いいこと？｣
どうぞって言われて大きなふかふかの椅子に腰掛ける。コップにとくとく湯気の立つ液体を注いで、ココアだよって渡された。
温かくて甘い匂いがする…
｢……おいしい…｣
｢熱くない？？｣
｢え…?…うん…｣
｢へぇ〜｣
そうなんだぁ〜ってなんか面白そうに俺を見てた。変な人…
｢ねぇ、いいことってなに…？｣
｢あぁそれはね…｣
突然腕が伸びてきて目の前に見えた時、怖くなって思わず目をギュッと閉じた。何されるんだ？？
｢きみがうちに来てくれたこと｣
｢……へ……?｣
手のひらは俺の頭をぽんぽんって触って、目を開くと嬉しそうに笑う顔が見えた。
どうしてそれが嬉しいの？分からない。
…でも、初めてそんなふうに触られた…
大ちゃんもゆうりも、この人も、
俺に触ったりするの嫌じゃないのかな…
｢もう眠いんじゃない？こんな時間まで起きてたら…｣
｢……うん…｣
｢眠っていいよ。明日ゆっくり話してあげる｣
｢……うん｣
ココアを飲んで温まったせいか、眠気が一気に襲ってきた。
普段は部屋の中でやることがなくて寝てばっかりなんだけど、今日は動き回ったから疲れちゃった。
なによりはじめて外に出て、ドキドキしっぱなしだったんだ。
コップを引き取ってくれて、また頭を撫でられた。大きな背もたれに寄りかかって、そのまま眠れそう。
｢……ふふ、ミイラ男…会ってみたかったんだよね｣
瞼が閉じてく途中で聞こえた。
ミイラ男だって言われたんだ。はやく、誤魔化さなきゃ…これは仮装だって。
人に化け物だってばれたらだめなんだ…
…でも…
ばれたらどうなるんだろう
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はな(プロフ) - 返信遅れてごめんなさい(＞＜)ありがとうございます!!!何よりうれしいです!!好き勝手書ていますが、ちゃんとハッピーエンドになるので、どうかこれからもよろしくお願いします！ (2018年11月1日 1時) (
レス) id: 9619f20ec7 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプlove - とてもこの作品好きで何度も読んじゃってます！続き凄く凄く楽しみにしてます！待ってます♪ (2018年10月30日 17時) (レス) id: 1b7715a916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2018年10月16日 12時
