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Aをベッドに運ぼうと抱えたとき、違和感に襲われる。
え、女の子ってこんな軽いもんなん？
Aは見る感じ小1とかそんくらいに見える。
たしかに俺鍛えとるし簡単に持ち上げることくらいは出来ると思うけど、こんなに軽いか？
それからベッドに寝かせ、Aの様子をみる。
すると胸元の付近に丸くて赤く膨れたものがあるのに気づいた。
『あれ、これって…根性焼きの跡…か？』
根性焼き。
火をつけたタバコを皮膚に押し付けること。
夜遅くの家出。異様に軽い体重。根性焼き。
虐待、やろうな。
そう思うと俺は俄然正義感に燃えた。
こんなかわええ子をそんな酷いことする家に帰る訳には行かんやろ！
スマホで通販サイトのページを開き、Aに合いそうなもんを次々に買っていく。
今まで苦しい思いしたもんな。
俺がうんと楽しい生活、一緒に送ったるから！
ーーー
ーーー
そんで、今になる。
Aは2.3日は笑顔で話しかけてくれたんに、だんだん暗い顔をするようになった。
そんで外に出たがった。
まぁ、子供やし外で遊びたいんかな。
でもダメやで。
そのなんて怖いもんたくさんやし、痛いことしてくる親がおるかもしれん。
そう説得して、でも最近こっそり出ようとしとるから、ドアロック買わんとな。
まだAと俺の生活は始まったばっかり。
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りんご(プロフ) - ぼうっきれ、とうさん» ぼうっきれ、とう様 コメントありがとうございます。気に入ってもらえたようで何よりです…!ぼうっきれ、とう様の作品もいつも楽しませて頂いています。これからも更新頑張りますので応援していただければと思います！ (2021年9月19日 20時) (
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作者名：りんご | 作成日時：2021年9月17日 14時
