7:分岐点 ページ9
佐賀美:｢お前、スポットライト苦手だろ。」
『そんなこと………』
｢あの時、黄緑頭の少年が
｢屋外ライブだったら平気だったのかな｣
ってボヤいてたから、暗いところかライトが苦手ってことだろ？｣
『・・・仮にそうだとして、そんなの先生にはどうでもいいことでは？』
｢どうでも良くはないぞ。夢ノ咲学院には屋外・屋内のライブ会場がある。屋外ライブだけやって卒業しても、社会人になってアイドルしたいなら、屋内ライブに馴れるかアイドルを諦めるしかない｣
『アイドルを…………諦める……………』
｢それに、ライブを見に行ったり、講堂でライブしないと、点数が貰えないから留年することになって卒業できなくなるぞ？｣
『それは困ります！……でも、アイドルにはなりたいんです！多くの人を笑顔にしたいんです』
｢んーなら、プロデューサーはどうだ？｣
『プロデューサー？』
｢そう。アイドルは確かに歌、ダンス、トーク、容姿で人を幸せにするのが仕事だ。でも、アイドルは1人じゃ何も出来ない
歌は、作詞・作曲家がいて、演奏家がいて歌ができる。ダンスも振付師がいる。会場の照明や音響、アイドルの衣装も、裏方がいるからアイドルは成り立つ
プロデューサーはマネージャーと違って、アイドルの方向性、仕事内容、どうやったら客が増えるか考える仕事だ。プロデュースしたアイドルの技量が、プロデューサーの技量に等しいとも言える｣
『で、でも…………』
｢別に、アイドル続けたいなら続けてもいい。でも、今年から新設されたプロデュース科に来週から1人転校生が来る。もし良かったら、プロデュース科に編入もできるから、考えてこい｣
結局、何も言い返せないまま、家に帰った
『はぁ、悔しいな……』
巴:｢何が悔しいのかい？｣
『きゃっ！ひ、日和様！？寮にいるんじゃ……』
｢ちょっと野暮用があってね……それで、何が悔しいのかい？｣
私は、今日あったことを日和様に話した
いつもはヘラヘラしている日和様も、こういう時はちゃんと話を聞いてくれる
｢ふーん、なるほどね………僕はAの好きにすればいいと思うね！アイドルしたいなら、死ぬ気で屋内ライブに馴れればいいし、アイドルに携わるプロデューサーもいいと思うなら編入してもいいんじゃない？
僕はAの味方だからね♪」
決めた！
私は明日から………………………
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箱推しになりがち人間(プロフ) - 初コメ失礼します。伏見君は多分生徒会ではないと思います。姫宮君の手伝いをしているだけだったと･･･違ったらすみません。とても面白いです。頑張って下さい。 (2022年4月9日 17時) (
レス) @page15 id: 9c39c484b8 (このIDを非表示/違反報告)
クテシフォンらるるん(プロフ) - Kazu-mochiさん。初めまして、クテシフォンらるるんです。この度は本作をお読み下さり、ありがとうございます。確認したところ、閣下ではなく、殿下でしたので、修正致しました。ご指摘ありがとうございます！これからも、楽しんでいただけるよう、頑張ります。 (2021年2月22日 20時) (レス) id: 35ac981bdf (このIDを非表示/違反報告)
kazu-mochi(プロフ) - 初めまして！素晴らしい作品をありがとうございます！日和くんの小説は読んでいませんでしたが、とても面白かったです！(あと、茨くんが日和くんを呼ぶときは閣下ではなく殿下ですよ。閣下は凪砂くんです！間違ってたらすみません(；´Д｀)これからも応援してます！) (2021年2月18日 16時) (レス) id: 2505b4e935 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クテシフォンらるるん x他1人 | 作成日時：2021年2月11日 7時
