2:入学式 ページ4
『はぁ、疲れた〜』
日和様ったら、入学式に行く直前
｢やっぱり行かない方がいいんじゃないかな？心配だね！｣
とか言って玄関で通せんぼするから、ヘトヘトだ
日和様は高校生になられてから、漣ジュンって人と寮生活している。
だから入学式前。つまり春休みや夏休み、冬休みしか家にいない
と言っても、芸能事務所にも所属しているから、昨日みたいにゆっくり出来るのは珍しい方だ
まったく、長期休暇の度にこき使われる私の身にもなって欲しい
そんなことを考えながら歩き続け、夢ノ咲学院の正門前に到着する
桜並木が美しく咲き誇る道を歩き続けると、温室のあるカフェテリアが見えてくる
そうして生徒玄関。いかにも私立。贅沢すぎる
玄関にはられたクラス表から自分の名前を探す
『あ、あった。1年b組』
指定された教室へ向かう。教室へ入った瞬間、静まり返った
『え、っと…………』
春川:｢女の子もいるんだなー。アイドル科には女の子がいないと思ってたなー。｣
仙石:｢お、おなごでござるか！｣
葵ゆ:｢あ、ラッキー！兄貴にも教えてあげよう！｣
分かってたけど、すっごく注目されてる！怖っ！
ええい！ここはアイドルらしく笑顔だ笑顔！
『え、っと…よろしくお願いします！』ニコッ
｢｢｢｢｢｢///っ！！！｣｣｣｣｣｣
えー！なんで静まり返るの！？みんな顔赤いし……
とりあえず無視しよう！うん！
席に着くと、私のことはなかったかのように男同士の会話に花を咲かせ始めた
姫宮:｢ふーん、女の子もいるんだねっ！以外！｣
『え、あ、はじめまして！A・四十四院・ロゼッタです！』
｢ふふーん、やっぱ思った通り！ハーフだよね！｣
『う、うん。日本とロシアのハーフ』
｢あっ、気を悪くしたらごめんね、でも、綺麗なハーフだなって思って………珍しいし｣
『えっ、き、綺麗？………えっとありがとう？』
｢いーえ！｣ニコッ
入学式が終わり、疲れきった私は、部活やサークルの勧誘の喧騒から逃れるように、家に帰った
｢A！！｣
『え！日和様！？寮に戻ったんじゃ…』
｢そんな事しないね！君が心配だったしね！変な男はいなかったかい？変なことされてないかい？｣
『ふふっ、過保護ですね……』
｢過保護じゃない！主が執事の心配するのは当たり前だね！｣
『ふふっ、ありがとうございます！』
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箱推しになりがち人間(プロフ) - 初コメ失礼します。伏見君は多分生徒会ではないと思います。姫宮君の手伝いをしているだけだったと･･･違ったらすみません。とても面白いです。頑張って下さい。 (2022年4月9日 17時) (
レス) @page15 id: 9c39c484b8 (このIDを非表示/違反報告)
クテシフォンらるるん(プロフ) - Kazu-mochiさん。初めまして、クテシフォンらるるんです。この度は本作をお読み下さり、ありがとうございます。確認したところ、閣下ではなく、殿下でしたので、修正致しました。ご指摘ありがとうございます！これからも、楽しんでいただけるよう、頑張ります。 (2021年2月22日 20時) (レス) id: 35ac981bdf (このIDを非表示/違反報告)
kazu-mochi(プロフ) - 初めまして！素晴らしい作品をありがとうございます！日和くんの小説は読んでいませんでしたが、とても面白かったです！(あと、茨くんが日和くんを呼ぶときは閣下ではなく殿下ですよ。閣下は凪砂くんです！間違ってたらすみません(；´Д｀)これからも応援してます！) (2021年2月18日 16時) (レス) id: 2505b4e935 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クテシフォンらるるん x他1人 | 作成日時：2021年2月11日 7時
