24:家出�� ページ26
日和side
いやー、今回は負けちゃったけどね、いいLIVEだったね♪ゴズプロの上層部には困ったものだけどね……今回はTricksterの勝ちってことで、僕の負けだね！次も戦ってみたいなぁ
そんなことを考えながら控え室を出ると、出迎えてくれるはずのAがいなかった
｢あれれ、Aは御手洗かな？困ったものだね！主人を出迎えないなんて！｣
漣:｢おひぃさん。Aさんは今回、たぶん落ち込んでるんですから、そんな言い方したら可哀想ですよ…｣
乱:｢確かに、AはSS直前まで屋内ライブを克服しようと努力していたものね……｣
七種:｢Aさんなら先程帰られたみたいです。一人で帰るのをそこのスタッフが見たと言ってました｣
この時の僕は、Edenの敗北があまりにショックで帰ってしまったんだと思い、家に帰れば会えるだろうと深く考えなかった
EdenのみんなとAでお疲れ様会をしようという話になって、みんなでAの部屋に訪れた
でも、そこにAの姿はなく、あるのは手紙だけだった
嫌な予感がした。急いで手紙を広げると、そこには彼女の丸っこい筆跡で、こう書いてあった
"日和様にこれ以上迷惑をかけたくないので、家を出ます。
借りた恩を返せず申し訳ありません。
どうか探さないでください。
今までたくさんお世話になりました。
これからは私なんか気にせず自由に生きてくださいね。"
｢A…………｣
手紙を読んで、AがSSの事と自分のトラウマを気に病んでいると察した僕は、どうしてもっと早くに彼女に手を差し伸べてあげられなかったのだろうかと後悔した
SS当日まで屋内ライブに訪れて、トラウマを克服しようとしていたAの姿を思い出して、胸がチクリと痛んだ
言い訳かもしれないが、SSへのレッスンに手一杯で、Aのことを考える余裕がなかった。
漣:｢探しますよおひぃさん。Aさんに会って謝りましょう｣
乱:｢人の心というのは難しいね……でも、ほっとく訳にはいかないから、僕も手伝うよ｣
七種:｢殿下のためです！知り合いの警察にも捜査の依頼をして参ります！｣
決して仲がいいグループではないのに、こういう時に頼れる仲間だと感激する。
いや、Aがいい子だからみんなも心配なのかもしれない
気付いたら家を飛び出してAを探すために走っていた
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箱推しになりがち人間(プロフ) - 初コメ失礼します。伏見君は多分生徒会ではないと思います。姫宮君の手伝いをしているだけだったと･･･違ったらすみません。とても面白いです。頑張って下さい。 (2022年4月9日 17時) (
レス) @page15 id: 9c39c484b8 (このIDを非表示/違反報告)
クテシフォンらるるん(プロフ) - Kazu-mochiさん。初めまして、クテシフォンらるるんです。この度は本作をお読み下さり、ありがとうございます。確認したところ、閣下ではなく、殿下でしたので、修正致しました。ご指摘ありがとうございます！これからも、楽しんでいただけるよう、頑張ります。 (2021年2月22日 20時) (レス) id: 35ac981bdf (このIDを非表示/違反報告)
kazu-mochi(プロフ) - 初めまして！素晴らしい作品をありがとうございます！日和くんの小説は読んでいませんでしたが、とても面白かったです！(あと、茨くんが日和くんを呼ぶときは閣下ではなく殿下ですよ。閣下は凪砂くんです！間違ってたらすみません(；´Д｀)これからも応援してます！) (2021年2月18日 16時) (レス) id: 2505b4e935 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クテシフォンらるるん x他1人 | 作成日時：2021年2月11日 7時
