22:トラウマ ページ24
ライブは無事に成功した
やっぱりEveの圧勝で、Tricksterメインのライブのはずが、Eveメインのライブだったかのようなサマーライブだった
でも、Tricksterは悲しんだり悔しがったりすることはなく、自分達がEveとの練習で得た技術や成長を喜び、反省し、サマーライブでの負けを認め、SSに向けて気合が入っているようだった
日和様も漣様もTricksterが気に入ったみたいで、帰りの電車の中でも楽しそうだった
巴家に着き、自室へ戻ると同時に電話がなった。
『知らない番号……誰だろう』
電話に出てみると、それは天祥院様だった
｢今日はしてやられたよ。Tricksterも反省してるみたいだし、2年のプロデューサーちゃんも反省してたみたいだよ。SSは絶対勝つ！って気合が入っているようだったよ｣
『ふふっ、なら今度はEveではなくEdenのプロデューサーとしてTricksterに勝ちますよ……』
｢僕個人としてはTricksterに買って欲しいけどね、同じ夢ノ咲学院の生徒としては君のことも応援してるよ｣
『ふふっ、ありがとうございます』
｢君のプロデュースの腕は凄いね。
ライブ中のソロ曲のタイミングが凄かった。
"sunlit smile"だっけ？Tricksterの後にEveが新曲をやったせいで、呆気なくTricksterが負けちゃったじゃないか……
まあ、君の差し金だろうけど｣
『ふふっ、ちゃんとプロデュースの勉強してるんですから当然です！では、天祥院様。今日はお疲れ様でした。』
｢うん。お疲れ様。おやすみなさい｣
私はもう、ただのプロデューサーじゃない。ゴズプロのプロデューサーだ。SS、絶対勝つ！
そう意気込んで眠りについた
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
プルルルル………
夜中の1時、電話がなった。日和様だ。
『はい、Aです。どうしたんですかこんな夜中に』
｢A！大変だ！SSのプロデューサー、Aにはやらせないって事務所が！！！｣
この人、寝ぼけてるのかな？いや、私の聞き間違え？どうして私がSSのプロデューサー出来ないのよ！
｢SSのライブ会場、屋内だから、Aにはやらせられないって！｣
覚悟はしてた。プロデューサーをする以上、いつかは屋内ライブに関わるだろうと
でも、いざ直面するととても悲しい
私がプロデュースするって天祥院様と日和様に約束したのに……
その夜は、どうしても眠れなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
箱推しになりがち人間(プロフ) - 初コメ失礼します。伏見君は多分生徒会ではないと思います。姫宮君の手伝いをしているだけだったと･･･違ったらすみません。とても面白いです。頑張って下さい。 (2022年4月9日 17時) (
レス) @page15 id: 9c39c484b8 (このIDを非表示/違反報告)
クテシフォンらるるん(プロフ) - Kazu-mochiさん。初めまして、クテシフォンらるるんです。この度は本作をお読み下さり、ありがとうございます。確認したところ、閣下ではなく、殿下でしたので、修正致しました。ご指摘ありがとうございます！これからも、楽しんでいただけるよう、頑張ります。 (2021年2月22日 20時) (レス) id: 35ac981bdf (このIDを非表示/違反報告)
kazu-mochi(プロフ) - 初めまして！素晴らしい作品をありがとうございます！日和くんの小説は読んでいませんでしたが、とても面白かったです！(あと、茨くんが日和くんを呼ぶときは閣下ではなく殿下ですよ。閣下は凪砂くんです！間違ってたらすみません(；´Д｀)これからも応援してます！) (2021年2月18日 16時) (レス) id: 2505b4e935 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クテシフォンらるるん x他1人 | 作成日時：2021年2月11日 7時
