巫女でもヒーローになれますか？【ヒロアカ】【切島鋭児郎】【轟焦凍】 (ページ24)

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21:意気込みページ24

切島side
『Aちゃんの親父さん……ヴィラン連合に襲われたって……』

最近仲の良い爆豪と登校時間が重なり、なんとなく話題をふる

爆豪:｢んな事どーでもいいわ！あの死柄木とか言うやつをぶっ殺すだけだァ！｣

そういう奴だ。分かっては居たけど、好きな奴の事をどーでもいいと言われることに腹が立った

切島:『どーでもいい訳ねーだろーが！！！』

自分でも吃驚するくらい勢いで怒鳴りつけてしまった。でも、一瞬驚いた爆豪は｢あぁ？｣とがんを飛ばしてくる

｢どーでもいいもんはどーでもいいだろ。逆に、アイツに同情しろってか？可哀想だなって。そんな事してアイツは嬉しいのか？赤の他人に言われたら自分が惨めになるだけだろ！好きなやつのプライド犯そうとしてんじゃねぇよ｣

頭がいいことは知っていた。
爆豪の言葉で我に返る。
好きなやつに寄り添ってやるのも、慰めてやるのも悪いことじゃない。けど、Aちゃんにはいつも通りに接してあげるのが1番だ。

『そーだよな………そうだな……よし！ありがとな爆豪！お前、良い奴だな！』

｢うっせー！ぶっ殺すぞ！｣

2人で登校しながら、俺たちを襲って、Aちゃんの親父さんを殺したヴィラン連合は絶対許せないと再認識した

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Aside

笑顔笑顔笑顔笑顔！平常心で！

意気込んでいると、後ろから名前を呼ばれる

｢おはよう。大丈夫か？｣

『焦凍……君………う、うん！元気元気！』

｢そうか。ならいい。無理はするなよ｣

なんてクールなんだろう。最小限の心配と心遣いがなんとも焦凍君らしかった

『私なんかより、みんなの方が大変だったよね……私、私情で休んでしまったから。みんなが大変だったのに私……ごめんなさい！』

｢いや、みんな無事だったし。Aの方だって大変だったんだから、謝ることは無い。｣

ぶっきらぼうに聞こえる声も、気遣いなのだと分かるから、今は暖かく感じた。
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学校のみんなは心配こそしてくれるものの、あまり深く掘り下げず、いつも通りに接してくれた。

そして、

"雄英体育祭！！！！"

ヒーロー事務所からスカウトがかかるかもしれない大事な行事！！ヒーローに近づく大きな行事だ

体育祭………絶対勝つ！！！！！！