ハピネス 3 ページ29
零side
最近、夜の行為が増えてきた。
それ以外にも、デートする回数も増え、楽しい時間を過ごせている。
愛おしさは募るばかりで、ある決心をした
羽風:｢プロポーズ！？｣
乙狩:｢プロポーズ……か｣
そう、ずっとこのままではいけないと思い、プロポーズをすることを決めた。
でも、どんな指輪がいいか、どんなセリフがいいか、どんなシチュエーションがいいか……
悩んでもキリがなくて、UNDEADのメンバーに相談をした
乙狩:｢………すまないが、俺にはよく分からない。｣
晃牙:｢風早先輩か………あの人肌白いから濃い色の指輪とか似合いそうだよな｣
羽風:｢…………｣
｢薫くんもアドバイスをくれんかのう？｣
羽風:｢嫌だね！なんで俺が………｣
｢………………｣ｼｭﾝｯ
羽風:｢あー！もう！仕方ないなぁ｣
｢感謝するぞい、薫くん｣
羽風:｢晃牙くんの言う通り、濃い色の指輪は似合うと思うけど、やっぱりプロポーズの指輪は金色でも良いと思うよ｣
｢なるほど……｣
羽風:｢で、1番大事なのは気持ちだから！朔間さんがいいと思った指輪、いいと思ったセリフ、ここだっと思ったシチュエーションがいいんじゃないの？｣
乙狩:｢まるで模範解答だな……さすが羽風先輩｣
晃牙:｢ダァ！！こーゆー話しはムズムズする！あーもー！恥ずかしいなオイ！｣
｢ふふっ、みんなありがとう。少し出かけてくる｣
羽風:｢い、今？指輪買いに行くの？｣
｢うむ。行ってくる｣
軽く挨拶をして部屋を出た。
乙狩:｢風早先輩のことになると、朔間先輩は積極的に行動するのだな｣
晃牙:｢ちぇ、早く結婚でもなんでもあしちまえばいいんだバカップルめ！あーうぜー｣
羽風:｢そう言いながらスマホでご祝儀探してるじゃん。お祝いする気満々だね♪｣
乙狩:｢羽風先輩も嬉しそうに見えるが？｣
羽風:｢まっさか！朔間さんなんてAちゃんにフラれちゃえばいいんだもん！｣
晃牙:｢ハハッ、そしたら3人で慰めてやろーぜ？｣
羽風:｢おっいいね！でも、Aちゃんも一途だからなー、フる理由がないんだよね……｣
乙狩:｢俺はお似合いの夫婦になると思う｣
羽風:｢あーあ、零さんがグループで最初に結婚か｣
晃牙:｢いいんじゃねーの？あの人が幸せならよ｣
乙狩:｢うん。俺もそう思う｣
ドア越しに聞こえる祝福
心が温かくなった
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作者名：クテシフォンらるるんらるる | 作成日時：2021年5月23日 9時
