14:目指せ評定4 ページ15
その日から会長は何もしてこないが、私は留年しないための算段を立てていた
歌・ダンス・ドリフェス・国語・数学・英語・作曲
この7項目の5段階評価の総合が4以上で進級出来る。
どんなに馬鹿でも、ドリフェスで点数を稼げるからほとんどの生徒が進級できる
ちなみに私の評価は
歌:評定1 ダンス:評定5 ドリフェス:評定2
国語:評定5 数学:評定5 英語:評定5
作曲:評定3
(1＋5＋2＋5＋5＋5＋3)÷7 = 3.71……
あと0.3足りないじゃん！
という状態だ
歌は歌えないから評定を上げるのは無理。
ドリフェスは見に行くだけじゃ評定2だし、ユニット組んでないから評定上げるのは無理
よって、作曲の評定が5になれば、
(1＋5＋2＋5＋5＋5＋5)÷7 = 4
ということになり、評定4。つまり留年は取り消しになるというわけだ！
とは言っても、ピアノが弾けるだけで作曲の才能は0。頑張っても3にしかならない。
でも、留年するわけにはいかない。
ということで、地獄の作曲活動がスタートした
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『・・・・・』
スラスラ……
大神:｢作曲してんのか？｣
『・・・・』コクコク
大神:｢オイオイ、この曲ダサいぞ！｣
『・・・・』ズキッ！
《そんなストレートに言わなくても……》
大神:｢あぁん？ダセェもんはダセェんだよ！その曲だとロックなのかファンシーなのか分かんねぇぞ？｣
《一応、ロックのつもりなんだけど……》
大神:｢ったく。仕方ねぇから俺がロックを教えてやんよ！感謝しやがれ！｣
《晃牙先輩は作曲出来るんですか？》
｢アァ？テメェ、舐めてんのか？咬み殺すぞ！｣
《ご、ごめんなさい》
｢これでも軽音楽部だからなァ。作曲の評定は5なんだぜ？｣
は？まじ？凄い！！意外だ！
って言ったら怒られるだろうから
《ぜひ教えてください》
と書いた。すると晃牙先輩は満足そうに笑って、
｢なら、放課後軽音楽部に来い！俺がロックの何たるかを教えてやるからな！｣
と言ってくれた。口は悪いけど、なんだかんだ優しい晃牙先輩。
作曲活動なんて、苦手だし、地獄でしかないのに、晃牙先輩と一緒だということに、不思議と胸踊る自分がいた
この気持ちは、一体なんだろう……
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さぁ - 私は大神晃牙が最推しなので凄く楽しみながら読んでました...！体育館倉庫のところとかもうね、うん← 本当にお疲れ様でした！新作楽しみにしてます！ (2021年6月3日 18時) (
レス) id: fd66046518 (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い好きです！更新お待ちしております┏○ﾍﾟｺｯ (2021年3月10日 22時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クテシフォンらるるん | 作成日時：2021年3月8日 14時
