千秋さん！私、アイドル嫌いなんで！ (ページ20)

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守沢千秋side

ある日のUNDEADとの合同ライブが終わり、楽屋で流星隊と話しているときだった

｢マスコミもだいぶ落ち着いてきたが、みんなには迷惑をかけた。すまなかった｣

高峰:｢それはいいんですけど、驚いたぁ……あの人と付き合ってるなんて……｣

南雲:｢やっぱあの時告白したんスよね！｣

｢ま、まあ……そうだ。｣

？？？:｢はいはーい。のろけないでね～！｣

｢え、羽風……？ここは流星隊の楽屋だぞ？｣

羽風:｢諸事情あって急遽、流星隊と同じ楽屋になったんだよね……｣

｢そうだったのか……！それはすまない｣

朔間:｢すまんのう。邪魔はせんからのろけてて良いぞ～｣

｢べ、別にのろけた訳じゃない……｣

大神:｢あー！疲れたァ！！！｣

乙狩:｢そうだな……アンパン食うか？｣

大神:｢いらねーよ！！｣

あっという間に大騒ぎになる楽屋。その中で、羽風だけが曇った顔をしていた

｢のろけた訳じゃないが、気を悪くさせたのならすまない｣

羽風:｢そーじゃなくてさ、いつすんの、プロポーズ！｣

全員:｢｢｢｢｢｢｢はぁぁ！？｣｣｣｣｣｣｣

｢プロポーズ？待て待て、何の話だ……？｣

羽風:｢シラケるの？じゃあなんでこの前、指輪買ってたの？｣

深海:｢？ゆびわ、買ったんですか～？｣

｢な、なぜ知っている！？｣

羽風:｢それは秘密。……てか、指輪買ってから１ヶ月経ってんじゃん！早くプロポーズしなよね！｣

朔間:｢ほほう。千秋君は結婚を前提に付き合っておったからのう。でも、なかなか踏み出せんかったのじゃな………｣

俺は１ヶ月前、Aにプロポーズしようと決め、指輪を買った。でも、なかなか会えず、会うことが出来ても緊張してなかなか踏み出せなかった

秘密にしてたのに、バレていたとは………

｢プロポーズは、しようと思っているのだが………どうしても緊張してきまってな……｣

羽風:｢ったくもう！しょうがないなぁ。俺が教えてあげるから、ちゃんとプロポーズしなよね！｣

そうして、羽風に特訓してもらっていよいよデートの日が来た。

服はスーツで。場所は思い出のある場所で。強引でスイートにプロポーズするように教えてもらったことを頭でシミュレーションする

思い出のある場所は、夢ノ咲学院を選んだ。

佐賀美先生に無理を言って貸し切ってもらった

どうか、成功しますように………